東欧から研修生を受け入れ
〜原子力発電所運転管理等国際研修(千人研修)事業〜

平成13年11月8日

 当社は11月12日(月)、13日(火)の両日、原子力発電所運転管理等国際研修事業の一環として、ブルガリア、リトアニアから計6名の研修生を受け入れることとしております。
 原子力発電所運転管理等国際研修(通称「千人研修」)は、旧ソ連、東欧、中国などの原子力発電所における管理・監督者、保安検査員および設計技術者などを対象に、安全管理・安全意識および技術レベルの向上を図るため、電気事業連合会が通商産業省(当時)からの要請を受け、海外電力調査会を窓口に、国・電力会社・メーカー等の協力のもと、平成4年度から実施しているものです。

 今回は、ブルガリアとリトアニアから計6名の専門家を研修生として女川原子力発電所に受け入れ、2号機の運転状況、3号機建設現場、原子力技術訓練センターの見学、放射線管理等の講義などを行うこととしております。

 なお、今回の同研修「管理監督者コース(ブルガリア、リトアニア)」の主要スケジュール、参加者等については、別紙のとおりです。

※千人研修…平成4年度から10年間の間で、全国で千人の研修生を受け入れるという国の方針により、通称「千人研修」と呼ばれている。

以上



○主要スケジュール

11月 1日 :来日、オリエンテーション(於:海外電力調査会)
  2日 :開講式(於:海外電力調査会)
  3日〜5日 :講義等(於:海外電力調査会)
  6日 :講義(於:東芝磯子エンジニアリングセンター)
  7日 :移動日
  8日〜9日 :講義・発電所見学(於:九州電力玄海原子力発電所)
  10日〜11日 :移動日
  12日〜13日 :講義・発電所見学(於:当社女川原子力発電所)
  14日  :講義・視察(於:BWR運転訓練センタ;福島県大熊町)
  15日  :経済産業省原子力安全・保安院表敬訪問
  16日  :反省会(於:海外電力調査会)
  17日  :帰国


○参 加 者
●ウラディミール・コルマコフ氏(リトアニア)
  イグナリナNPP集中修理ショップ長
●シャフカト・ムルザカイェフ氏(リトアニア)
  リトアニア原子力発電監視部発電所駐在上級検査官
●ケァストゥトィス・ゲディミンスカス氏(リトアニア)
  イグナリナNPP工場安全/安全設備課長
●ブラゴダットカ・アンゲロワ・ストエワ氏(ブルガリア)
設計研究所「エネルゴプロエクト」原子力部空調課長
●オグニャン・パルワノフ・コッツフ氏(ブルガリア)
  コズロドュイNPP取水場長
●リヤナ・ストルイワ・アッジャロワ氏(ブルガリア)
  ブルガリア原子力平和利用委・業務総括役員
 


原子力発電所運転管理等国際研修の受け入れ実績


●当社の千人研修受け入れ実績:合計107名(平成13年10月末現在)

[内 訳]
年 度 研修コース 人 数
平成4年度 ・指導者コース ロシアから7名
5年度 ・指導者コース 中国から6名
・管理・監督者コース ロシアから5名
6年度 ・指導者コース ルーマニアから4名
・管理・監督者コース チェコから5名
・耐震設計者コース ロシアから3名、ウクライナから2名、
ブルガリアから3名、リトアニアから1名
7年度 ・管理・監督者コース ルーマニアから5名、中国から6名
8年度 ・管理・監督者コース ハンガリーから5名、ルーマニアから4名
9年度 ・管理・監督者コース スロバキアから5名
・耐震設計者コース ロシアから2名、ウクライナから3名、
ブルガリアから2名、リトアニアから2名
10年度 ・管理・監督者コース ロシアから6名
・耐震設計者コース ロシアから1名、ウクライナから1名、
ブルガリアから1名、リトアニアから1名、
アルメニアから2名
11年度 ・管理・監督者コース スロバキアから4名、ルーマニアから4名
12年度 ・耐震設計者コース ロシアより2名、ウクライナより2名、
ブルガリアより2名、リトアニアより1名
アルメニアより2名
・管理・監督者コース ウクライナより8名


●これまでの国別受け入れ実績(全国):合計999名 (平成13年10月末現在)
 [内 訳]
・ロシア (194名) ・チェコ ( 87名)
・ウクライナ (155名) ・スロバキア ( 86名)
・ブルガリア ( 97名) ・ルーマニア ( 68名)
・リトアニア ( 64名) ・中国 (142名)
・ハンガリー ( 90名) ・アルメニア ( 16名)