女川原子力発電所1号機の定期検査終了について

平成13年8月9日

 女川原子力発電所1号機は、平成13年4月28日(土)より第14回定期検査を実施しておりましたが、 本日8月9日(木)15時30分、経済産業省による最終検査に合格し、定期検査を終了いたしましたのでお知らせいたします。
 なお、定期検査の概要は別紙のとおりです。


<女川原子力発電所1号機の概要>

・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町
・電気出力 52万4千キロワット
・原子炉形式 沸騰水型軽水炉
・運転開始 昭和59年6月1日

以 上



[ 別紙 ]

女川原子力発電所1号機 第14回定期検査の概要



1. 定期検査の期間

平成13年4月28日(土)〜平成13年8月9日(木) 104日間
(発電停止期間:平成13年4月28日〜平成13年7月14日 78日間)

2.主要な点検ならびに作業の結果

 (1)制御棒駆動機構の点検
 89体ある制御棒駆動機構のうち、今回の定期検査では13体について分解点検を実施し、その健全性を確認いたしました。
 なお、分解点検の対象となる13体のうち6体について、予備品と取替えることにより、作業時間の短縮を図りました。

 (2)出力領域計測装置の取替
 20本ある出力領域計測装置については、中性子照射量の程度に応じて取替えることとしており、今回の定期検査では2本について取替を実施いたしました。

 (3)制御棒の取替
 89本ある制御棒については、中性子照射量の程度に応じて取替えることとしており、今回の定期検査では9本について取替えを実施いたしました。
 なお、今回取替えた9本のうち4本については、従来のボロンカーバイドを中性子吸収材とする制御棒から、 より寿命が長いハフニウムを中性子吸収材とする制御棒に取替えを実施いたしました。

 (4)復水器細管の点検
 27,688本ある復水器細管全数について点検し、健全性を確認いたしました。なお、予防保全の観点から49本の細管に施栓を行いました。 これにより施栓した細管は合計207本になりました。

 (5)9×9燃料(B型)の採用
 燃料の効率的な燃焼および使用済燃料の発生量の低減を図るため、新燃料装荷体数92体のうち84体について、 平均濃縮度を高めた9×9燃料を装荷いたしました。

以 上



<参考>当社原子力発電所の現況
女川原子力発電所1号機(52万4千キロワット) 8月9日定期検査終了
2号機(82万5千キロワット) 運転中
3号機(82万5千キロワット) 建設中
東通原子力発電所1号機(110万キロワット) 建設中