「東北地域の景況調査」(平成13年4〜6月期)について

平成13年8月8日


 当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」 を実施しておりますが、このたび、平成13年4〜6月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。


(調査実施概要)
 1.調査対象  当社管内の産業用お客さま
 2.調査時期  平成13年7月2日〜平成13年7月13日
 3.調査方法  郵送法
 4.回収状況  (発送)1,026社  (有効回答数)704社
     (有効回答率68.6%)
 
(調査結果要旨)
1.業況および景気
各社の業況については、今期3ヶ月(平成13年4〜6月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が▲46.5 (「上昇」7.7%,「下降」54.2%)となり、7四半期ぶりにマイナスに転じた前回(平成13年4月)調査の平成13年1〜3月期判断 (▲36.5)から10.0ポイント下降した。
 来期3ヶ月(平成13年7〜9月期)については、DIが▲28.7で、今期3ヶ月の判断(▲46.5)と比べると、 17.8ポイント上昇しているが、引き続きマイナスで推移するとの厳しい見通しが示されている。


各社が判断する国内全体の景気については、今期3ヶ月のDIが▲60.8となり、前回調査の平成13年1〜3月期判断 (▲52.9)から7.9ポイント下降した。
 また来期3ヶ月の見通しについては、DIが▲43.4となり、今期3ヶ月の判断(▲60.8)から、 17.4ポイント上昇しているが,引き続き厳しい見通しが示されている。


売上高については今期3ヶ月のDIが▲45.8、製品出荷量の今期3ヶ月のDIについては▲41.5となり、 前回調査よりマイナス幅が拡大した。
 また、来期3ヶ月については、売上高が▲27.7、製品出荷量は▲24.4となり、双方ともに今期判断から上昇はするものの、 引き続きマイナスで推移するとの見通しが示されている。
 
2.生産設備の動向
生産設備については、今期3ヶ月では「不変」が78.3%、「新増設」が12.7%となった。来期3ヶ月では、 「不変」が78.7%、「新増設」が8.6%となった。
 
3.雇用人員の状況、今後の採用計画
雇用人員の状況については、「適正である」が57.6%と引き続き高い割合を占めるなか、 「過剰」(36.2%)が「不足」(6.1%)を大きく上回っている。


今後の採用計画は、「現状維持の予定」が69.4%を占めているものの、「増員の予定」(6.4%)が 「削減の予定」(24.1%)を前期に引き続き下回った。

以 上