女川原子力発電所1号機
原子炉冷却材浄化系の補修結果について
(お知らせ)


平成13年7月25日

 現在定期検査中の女川原子力発電所1号機(沸騰水型,定格出力52.4万kW)は定格出力で調整運転中のところ, 平成13年7月23日(月)13時40分頃,中央制御室において,原子炉冷却材浄化系ポンプA室のダストモニタの指示値が上昇していることが認められました。
 原子炉冷却材浄化系ポンプA室を調査した結果,原子炉冷却材浄化系ポンプAの出口弁付近から水滴が滴下していました。当該弁を点検した結果, 弁フランジ部からの漏えいであることが判明しましたので,同日18時33分に原子炉冷却材浄化系を停止し,今後当該弁を補修することとしました。
(平成13年7月23日(月)発表済)


 当該弁を調査した結果,消耗品である弁フランジ部ガスケット(隙間を密閉するための部品)の一部に変形が確認され, この箇所より冷却水が漏えいしていたことが判明いたしました。
 変形の原因は,前回定期検査(平成12年1月〜4月)時の当該弁分解点検後の組み立て作業において, 弁体の一部がガスケットに接触したことによるものと推定されます。
 このため,ガスケットを新品と交換し,本日当該弁の補修作業を終了しました。
 また,2系統ある原子炉冷却材浄化系の残りのポンプB出口弁のガスケットについても,念のため新品と交換した後,原子炉冷却材浄化系を復旧いたします。

 なお,この事象による外部への放射能の影響はありません。

以 上


(参考) 原子炉冷却材浄化系漏えい箇所(概略)