平成13年5月31日
当社は6月1日より、女川原子力発電所の排気筒モニタおよびモニタリングポストデータを、
当社インターネットホームページで公開することといたしましたのでお知らせいたします。
当社ではこれまでも、排気筒モニタおよびモニタリングポストのデータを宮城県原子力センター(女川町)へ伝送(テレメート)しており、
これらのデータはセンター内のパソコン(広報システム)および大画面ディスプレイにより公開されておりました。
このたび、より多くの方々に原子力発電に対するご理解を深めていただくため、排気筒モニタおよびモニタリングポストのデータについて、
以下のとおり当社インターネットホームページで公開することとしたものです。
なお、宮城県、女川町、牡鹿町との「女川原子力発電所周辺の安全確保に関する協定書(=安全協定)」
に基づき測定しているモニタリングステーションおよび放水口モニタのデータにつきましては、
本年4月1日より宮城県原子力センターのホームページにおいて公開されております。
- 公開開始日 平成13年6月1日
- データの内容
・排気筒モニタ(1,2,3号機):計数率
・モニタリングポスト(6基):空間ガンマ線線量率
以 上
<参考>
- 排気筒モニタとは
原子力発電所では、運転に伴い発生した気体状の放射性廃棄物や換気系の排気をフィルタ等により処理し、
放射性物質の濃度を測定して安全を確認しながら環境に放出しています。その放出口である排気筒において、
放射性希ガスの濃度を連続で測定している測定器が排気筒モニタです。
なお,ホームページ上に公開するデータは,10分間の平均計数率となります。
- モニタリングポストとは
モニタリングポストは、女川原子力発電所の敷地境界付近に設置し、周辺への放射線の影響を把握するため、空間ガンマ線線量率を常時測定しているものです。
モニタリングポストは当社設備で、敷地境界付近に6基設置しています。
なお,ホームページ上に公開するデータは,10分間の平均空間ガンマ線線量率となります。
- モニタリングステーションとは
モニタリングステーションは、当社と宮城県および女川町・牡鹿町が締結している安全協定に基づき、
女川原子力発電所の周辺地域における放射線レベルを監視するために設けられた設備で、宮城県が7基、当社が4基設置しています。
モニタリングステーションでは、空間ガンマ線線量率、風向、風速等を測定しています。
- 放水口モニタとは
放水口モニタは、安全協定に基づき、放水中のガンマ線計数率を測定し発電所からの影響を把握するために設けられた設備です。
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