「東北地域の景況調査」(平成13年1〜3月期)について

平成13年5月11日


 当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、 平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、 平成13年1〜3月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。


(調査実施概要)
 1.調査対象  当社管内の産業用お客さま
 2.調査時期  平成13年4月2日〜平成13年4月16日
 3.調査方法  郵送法
 4.回収状況  (発送)1,030社  (有効回答数)681社
     (有効回答率66.1%)
 
(調査結果要旨)
1.業況および景気
各社の業況については、今期3ヶ月(平成13年1〜3月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が ▲36.5(「上昇」11.1%、「下降」47.6%)と、7四半期ぶりのマイナスとなった。 また、前回(平成13年1月)調査の平成12年10〜12月期判断(7.1)から43.6ポイント下降した。
 来期3ヶ月(平成13年4〜6月期)については、DIが▲25.6で、今期3ヶ月の判断(▲36.5)と比べると、 10.9ポイント上昇しているが、引き続きマイナスで推移するとの見通しが示されている。


各社が判断する国内全体の景気については、今期3ヶ月のDIが▲52.9となり、 6四半期ぶりにマイナスに転じた前回調査の平成12年10〜12月期判断(▲4.9)から48.0ポイント下降した。
 また、来期3ヶ月の見通しについては、DIが▲34.2となり、今期3ヶ月の判断(▲52.9)から、 18.7ポイント上昇しているが、引き続き厳しい見通しが示されている。


売上高については今期3ヶ月のDIが▲31.6、製品出荷量の今期3ヶ月のDIについては▲30.5となり、 双方ともにマイナスに転じた。
 また、来期3ヶ月については、売上高が▲24.6、製品出荷量は▲21.5となり、双方ともに今期判断から 上昇はするものの、引き続きマイナスで推移するとの見通しが示されている。
 
2.生産設備の動向
生産設備については、今期3ヶ月では「不変」が80.1%、「新増設」が12.9%となった。来期3ヶ月では、 「不変」が73.2%、「新増設」が15.8%となった。
 
3.雇用人員の状況、今後の採用計画
雇用人員の状況については、「適正である」が63.8%と引き続き高い割合を占めるなか、 「過剰」(28.0%)が「不足」(8.3%)を上回っている。


今後の採用計画は、「現状維持の予定」が69.0%を占めたものの、6四半期ぶりに 「増員の予定」(10.8%)が「削減の予定」(20.2%)を下回った。

以 上