月山発電所が運転を開始 |
平成13年4月26日 当社が、平成4年7月から、山形県東田川郡朝日村において建設を進めてまいりました月山発電所(ダム式、出力8,800kW)が、 本日、東北経済産業局の使用前検査に合格し、営業運転を開始いたしました。 本発電所は、国土交通省が赤川水系梵字川に建設中の月山ダムへ発電参加するダム式発電所で、最大毎秒13立方メートルを取水し、 有効落差80メートルを利用して発電した後、ダム直下の河川に放流いたします。 本発電所地点は、自然公園の指定区域ではないものの、南東の山岳地帯は磐梯朝日国立公園に指定されており、 地元市町村では月山ダムを含めた観光化に力を注いでいることから、建設に当っては、発電所を半地下式にするとともに、 発電所本館、送電鉄塔の色彩としてダムと調和したグレーを採用するなど、自然環境に充分配慮した設計としております。 また、本発電所は、落差変動・流量変動が大きく、運転領域が広範囲となることから、これに対応した高効率での運転を可能とするため、 立軸斜流水車(デリア水車)1台を採用しております。 なお、本発電所の建設に当っては、発電所の基礎形状見直しや建物規模の縮小、流量情報などの伝送装置の簡素化などにより、 当初計画に比べて約6億円のコスト低減を図っております。 発電所の概要は別紙のとおりです。 以 上
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