女川原子力発電所3号機の初臨界について

平成13年4月26日


 女川原子力発電所3号機(沸騰水型軽水炉、電気出力:82万5千kW、宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町)は、 4月2日より燃料装荷を開始し、各種試験を続けてまいりましたが、本日10時19分、経済産業省の検査官立会いのもと臨界 (初臨界[しょりんかい])に達しました。

 今後は、原子炉の核加熱試験を行い、平成13年5月より出力試験を開始する予定であります。
 なお、営業運転開始は平成14年1月の予定です。


*「臨界」とは、原子炉においてウラン235の核分裂反応が安定して連鎖的に継続する状態をいいます。

以 上



<参 考>

(3号機の主な経緯)

平成 6年 3月17日
第126回電源開発調整審議会上程
平成 6年 5月24日 原子炉設置変更許可申請
平成 7年 8月24日 第二次公開ヒアリング開催
平成 8年 4月12日 原子炉設置変更許可
平成 8年 9月11日 着工
平成10年 7月 2日 原子炉格納容器組立開始
平成10年12月22日 原子炉格納容器耐圧・漏えい試験完了
平成11年12月14日 原子炉圧力容器据付開始
平成13年 4月 2日 燃料装荷開始
平成13年 4月26日 初臨界(しょりんかい)

 *工事総合進捗率…96.5%(平成13年3月末現在)



(今後のスケジュール)…予定

平成13年4月下旬
核加熱開始
平成13年5月下旬 発電機を系統に連けい(初併入[はつへいにゅう]
平成13年5月〜6月 20%出力試験
平成13年6月〜7月 50%出力試験
平成13年7月〜9月 75%出力試験
平成13年9月〜平成14年1月 100%出力試験
平成14年1月 営業運転開始