女川原子力発電所1号機の
第14回定期検査について


平成13年4月25日

 女川原子力発電所1号機は、平成13年4月28日(土)より第14回定期検査を約3ヵ月の予定で実施いたします。

 定期検査は電気事業法に基づき、原子炉およびその附属設備等が国の定める技術基準に合致し、 健全性が確保されていることを確認するために実施されるものです。

 女川原子力発電所1号機においては、昭和59年6月に営業運転を開始して以来、14回目の定期検査となりますが、 今回の定期検査期間中に368体ある燃料集合体のうち、92体を新燃料に取替えることとしております。

 なお、定期検査の期間中に点検を実施する主な設備ならびに主な点検項目は別紙のとおりです。


<女川原子力発電所1号機の概要>
・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町
・電気出力 52万4千キロワット
・原子炉型式 沸騰水型軽水炉
・運転開始 昭和59年6月1日

以 上





女川原子力発電所1号機 第14回定期検査の概要


  1. 定期検査の期間

    平成13年4月28日(土)から約3ヵ月間

  2. 定期検査期間中に点検を実施する主な設備

    ・原子炉本体
    ・原子炉冷却系統設備
    ・計測制御系統設備
    ・燃料設備
    ・放射線管理設備
    ・廃棄設備
    ・原子炉格納施設
    ・非常用予備発電装置
    ・蒸気タービン設備
    ・補助ボイラー設備

  3. 主要な点検ならびに作業

    (1)制御棒駆動機構の点検
     89体ある制御棒駆動機構のうち、今回の定期検査では13体について分解点検を実施いたします。
     なお、分解点検の対象となる13体のうち、6体については予備品と取替えることにより、作業時間の短縮を図ることとしております。

    (2)出力領域計測装置の取替
     20本ある出力領域計測装置については、中性子照射量の程度に応じて取替えることとしており、 今回の定期検査では2本について取替えを実施いたします。

    (3)制御棒の取替
     89本ある制御棒については、中性子照射量の程度に応じて取替えることとしており、今回の定期検査では9本について取替えを実施いたします。
     なお、今回取替える9本のうち4本については、従来のボロンカーバイドを中性子吸収材とする制御棒から、 より寿命が長いハフニウムを中性子吸収材とする制御棒に取替えを実施いたします。

    (4)復水器細管の点検
     27,688本ある復水器細管全数について点検し、必要に応じて補修を実施いたします。

    (5)9×9燃料(B型)の採用
     燃料の効率的な燃焼および使用済燃料の発生量の低減を図るため、新燃料装荷体数92体のうち、84体について、 平均濃縮度を高めた9×9燃料を装荷いたします。

    以 上



    <参考>当社原子力発電所の現況

    女川原子力発電所1号機(52万4千キロワット) 4月28日から
    定期検査予定
    2号機(82万5千キロワット) 運転中
    3号機(82万5千キロワット) 建設中
    東通原子力発電所1号機(110万キロワット) 建設中