「東北電力 源流の森」 オープニング・セレモニーについて |
平成13年4月19日 当社は、創立50周年記念事業の一環として、社員全員参画のもとで「東北電力 源流の森」構想を推進しておりますが、 来る4月25日(水)、只見町におきましてオープニング・セレモニーを行います。 このオープニング・セレモニーを機に、名実ともに「東北電力 源流の森」が誕生いたします。 本構想は、地域の環境保全をねらいとした新たな取り組みとして、たもかく株式会社(以下「たもかく」) が従来から展開している「古本と森の交換システム」に参画したものです。具体的には、社員から古本(音楽CDを含む)を集めて、 「たもかく」に寄贈し、「たもかく」は寄贈された本の評価額に見合った自社所有の山林を「東北電力 源流の森」 として設定するというのが基本スキームです。 昨年10月に全社員に古本とCDの提供を呼びかけ、本年3月末までに18万冊の本と1万2千枚のCDが集まりました。 1冊の本の厚さを2センチメートルとし18万冊を重ねると、富士山に匹敵する高さ3,600メートルになります。この膨大な本は、 当社専用に割り当てられた「たもかく」の倉庫に収蔵されており、この古本とCDをトータルして評価し、「東北電力 源流の森」が設定されました。 「源流の森」には、「森を守り育て、森と遊びたい」という思いが込められており、自然を壊さない形で遊歩道を整備したいと考えております。 また、森の入り口はクリの木々が茂る平坦地で、自然木を椅子に野趣溢れるバーベキューなどを楽しむことができます。 「たもかく」ではこの場所で森の交流会を定期的に催しており、このような活動を継続していくためには休憩施設的な建物が必要と考え、 昨年12月に当社がログハウスを建設いたしました。今後このログハウスでは、地域の皆さまの協力をいただきながら、 森のコンサートや子供たちを対象とした木工教室など各種イベントの開催なども検討していくこととしております。 なお、ログハウスの管理は「たもかく」で行うこととしています。 このように、「源流の森」をめぐる諸条件が熟したことから、5月1日の50周年創立記念日を前に、只見町において 「東北電力 源流の森」のオープニング・セレモニーを執り行うことと致しました。セレモニーの式典には、当社、 「たもかく」の関係者の出席に加え、只見町長からもご出席の内諾を得ております。 なお、当日、取材を希望される場合は、直接現地にお集まりいただきますよう、よろしくお願いいたします。 以 上 オープニング・セレモニーの概要
<参 考> 只見川水域は当社最大の水力発電地帯となっており、只見町はその源に位置する町であります。
当社が創立した昭和26年当時、当社における最大の経営課題は只見川の電源開発でありました。
現在においても、只見川には合計で7個所87万kW程度の当社発電所が運転を継続しており、まさに当社の創立期から現在に至るまで、 当社電源の重要な部分を支えていただいている地域であります。 こうした歴史を踏まえ、本事業は当社創立50周年の記念事業の一環と位置付け、「東北電力 源流の森」構想と名付けております。 |