インドネシア・エル・エヌ・ジー株式会社の
会社解散について

平成13年3月27日
東北電力株式会社
東京電力株式会社
三菱商事株式会社


 東北電力、東京電力および三菱商事の3社は、この度、「インドネシア・エル・エヌ・ジー株式会社(イナルコ)」を、 本年6月のイナルコの定時株主総会をもって会社解散することといたしましたので、お知らせいたします。

 昭和56年4月、東北電力、東京電力は、インドネシア国営石油ガス公社(プルタミナ)と売買契約を締結し、 インドネシア・アルンll液化天然ガス(LNG)を、昭和59年1月から20年間にわたり受け入れることとし、 これを踏まえ、東北電力、東京電力、三菱商事は、北スマトラアルン地区の液化基地増設プロジェクトに対するファイナンス業務, LNG輸入代行業務および関係各社との連絡調整業務を行う会社として、イナルコを昭和56年6月に設立いたしました。

 平成6年6月には、プルタミナに対する貸付金が完済され、ファイナンス業務が終了したことから、それ以降は、 輸入代行業務と連絡調整業務を主たる業務として、事業の展開をしております。

 しかしながら、昨年8月、東北電力ならびに東京電力は、プルタミナとのインドネシア・アルンllLNG延長売買契約締結において、 平成17年以降の契約数量を大幅に減少することとなり、今後の事業展開について、種々協議・検討した結果、 本年6月に開催されるイナルコの定時株主総会をもって、イナルコを解散することで合意に至りました。

 [今後の日程]


会社解散 平成13年6月予定
清算結了登記申請 平成13年9月予定

以 上



(参考資料)


【インドネシア・エル・エヌ・ジー株式会社の概要】

所 在 地
東京都千代田区有楽町一丁目7番1号
代表者氏名 取締役社長 佐々木 學
資 本 金 15億円
業務内容 インドネシアからの液化天然ガスの輸入に関する業務
株主構成 東北電力株式会社(60%)、東京電力株式会社(30%)、三菱商事株式会社(10%)


【アルンllLNG売買契約の概要】

項 目 既存契約 延長契約
引渡期間 1984年1月〜2004年12月
(21年間)
2005年1月〜2009年12月
(5年間)
数 量 年平均約351万トン
 東北 約300万トン
 東京 約 51万トン
年平均約96万トン
 東北 約83万トン
 東京 約13万トン
当 事 者 (売主) インドネシア国営石油ガス公社
(買主) 東北電力株式会社、東京電力株式会社
受渡形態 FOB(本船渡し)


(お問い合わせ先)
東北電力(株)広報部
Tel 022(225)2111(代表)
東京電力(株)広報部
Tel 03(3501)8111(代表)
三菱商事(株)広報部
Tel 03(3210)2121(代表)


以 上