2月の電力需給実績について

平成13年3月26日

1.電力需要について(表−1参照)

 2月の販売電力量は、66億2,200万kWh、対前年比105.3%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

 1月から2月にかけての気温が、前年に比べ低かったことにより、暖房需要増となったことなどから、対前年比107.4%の実績となりました。

(電力)

  •  業務用電力は、気温が前年に比べ低かったことにより、業種全般にわたり暖房需要増となったことなどから、対前年比107.0%の実績となりました。
  •  小口電力については、低圧電力は、気温が前年に比べ低かったことにより、業種全般にわたり暖房需要増となったことや、大雪による消雪需要の稼働増などから、 前年を大幅に上回りました。高圧電力は食料品や機械器具製造業など業種全般にわたり稼働率が高まったことなどから前年実績を上回りました。
    この結果、小口電力合計では、対前年比105.9%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

 大口電力は、前年が閏年であったことや、鉄鋼や紙パルプなどの素材型業種の生産調整に加え、電気機械や非鉄が、これまで好調に推移してきた半導体市況 (汎用DRAM)低迷などから伸びが鈍化したため、対前年比100.5%の実績となりました。


2.供給力について(表−2参照)

 2月の発受電電力量の合計は、69億5,200万kWhとなり、計画比で101.7%、前年比では99.5%の実績となりました。

(自社水力)

 電源地点の降水量が少なかったことから出水率93.9%の渇水となり、発電量は計画を3,600万kWh下回る5億1,400万kWhとなりました。

(自社火力)

 需要が増加したことなどから、発電量は計画を8,800万kWh上回る44億6,800万kWhとなりました。

(自社原子力)

 女川原子力発電所の発電量は計画を2,300万kWh上回る9億700万kWhとなりました。

(他社受電)

 火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を9,600万kWh上回る17億300万kWhとなりました。

以 上




13年2月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画比

(A/C)










電灯 2,156 2,008 107.4 2,116 101.9





業務用 1,238 1,157 107.0 1,204 102.8
小 口 1,046 987 105.9 1,016 102.9
大 口
(特定規模需要以外)
626 615 101.7 588 106.4
その他 200 169 118.6 176 113.6
3,110 2,928 106.2 2,984 104.2
電灯・電力計 5,266 4,936 106.7 5,100 103.3
特定規模需要 1,356 1,350 100.4 1,303 104.0
販売電力量計 6,622 6,286 105.3 6,403 103.4

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
1,911 1,902 100.5

大口電力の業種別前年比(%)

食料品 102.6 紙・パルプ 94.1 化学 100.2
窯業・土石 104.0 鉄鋼 94.0 非鉄 101.6
機械 102.7


13年2月の供給力概要

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画差

(A-C)
計画比

(A/C)












自 流 式 467 514 90.9 508 -41 91.9
貯・揚水式 47 61 76.8 42 5 112.4
514 575 89.4 550 -36 93.5
火 力 4,468 5,747 77.8 4,380 88 102.0
原 子 力 907 574 157.8 884 23 102.5
合 計 5,889 6,896 85.4 5,814 75 101.3
他社受電 1,703 1,618 105.2 1,607 96 106.0
融通 -625 -1,516 41.2 -578 -47 108.1
揚 水 用 -15 -13 110.3 -6 -9 243.6
発 受 電 合 計 6,952 6,985 99.5 6,837 115 101.7
出 水 率 93.9 99.2 100.0 -6.1