「平成13年度中期経営方針」の策定について
〜平成15年度末までに有利子負債額を2兆3,500億円以下に削減〜

平成13年2月28日


 当社はこのたび、平成13年度から15年度までの3ヵ年を対象とする、第2期中期経営方針となる「平成13年度中期経営方針」を策定いたしました。

 中期経営方針については、向う3ヵ年を対象に経営課題の達成を目指すものとして平成10年度に導入し、経営環境の変化に応じて適宜見直しを行っております。
 平成10年度からの3ヵ年は、第1期中期経営方針と位置づけ、電力市場の自由化による競争に向けた備えとして、「競争力確保に向けた経営基盤の強化」 を基本目標に、経営全般にわたる効率化を進めるとともに、3本部制の導入をはじめとする企業革新に取り組んできました。
 また、平成12年度からは、新たに総資産営業利益率(ROA)と有利子負債削減額の財務目標を設定し、 収益性と資本効率の向上を重視したEVA®経営への転換による企業価値の向上に取り組んでいるところであります。
※EVA®はスターン・スチュワート社の登録商標

 第2期中期経営方針となる「平成13年度中期経営方針」では、こうした第1期中期経営方針の成果を継承し、昨年3月に発表いたしました新長期ビジョン 「ビジョン2010」の具現化に向けて、これまで推進してきた企業革新をさらに加速化させ、実効あるものにしていくこととしております。
 また、当社が今後ともお客さまに選択される企業であり続けるため、新たに「価格競争力の強化と企業信頼度の向上」を基本目標に掲げ、 徹底した効率化により、厳しい競争に打ち勝つ価格競争力の強化に努め、お客さまの求める価値の実現と公益的課題の遂行により、 お客さまや地域社会から信頼を獲得していきたいと考えております。
 特に、「価格競争力の強化」に向けては、既存の枠組みの中での効率化を超えた「攻めのコストダウン」を推進することとしており、 コスト構造や資産構造の見直しにまで踏み込んだ事業改革を進めることとしております。
 こうしたことから、主要定量目標については、これまでの目標を一層深掘りいたしております。

 なお、「平成13年度中期経営方針」の概要は別紙の通りです。

以 上




平成13年度中期経営方針:主要定量目標について


 平成13年度中期経営方針に掲げた主要定量目標を昨年度方針と比較すると、以下のとおりとなります。