1月の電力需給実績について

平成13年2月27日

1.電力需要について(表−1参照)

 1月の販売電力量は、69億2,400万kWh、対前年比106.3%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

 検針期間が前年に比べ短かったものの、気温が低めに推移したことによる暖房需要増などから、対前年比103.8%の実績となりました。

(電力)

  •  業務用電力は、気温が低めに推移したことにより、業種全般にわたり暖房需要増となったことなどから、対前年比107.2%の実績となりました。
  •  小口電力については、低圧電力は、気温が低めに推移したことにより、業種全般にわたり暖房需要増となったことや、大雪による消雪需要の稼働増などから、前年実績を大きく上回りました。 高圧電力Aは、需要数が微減傾向にあるものの、業種全般に稼働率が高まったことなどから、前年実績を上回りました。この結果、小口電力計では、105.0%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

 大口電力は、フラッシュメモリーをはじめ半導体関連製品の生産が好調に推移しており、電気機械が安定した伸びを続けていることに加え、 カーバイトの生産増により化学が高い伸びとなったことなどから、対前年比107.6%の実績となりました。


2.供給力について(表−2参照)

 1月の発受電電力量の合計は、76億1,700万kWhとなり、計画比で104.9%、前年 比では109.1%の実績となりました。

(自社水力)

 出水率は99.8%とほぼ平水となり、発電量は計画を2,400万kWh下回る6億200万kWhとなりました。

(自社火力)

 需要が増加したことなどから、発電量は計画を3億4,400万kWh上回る49億6,200万kWhとなりました。

(自社原子力)

 女川原子力発電所の発電量は計画を3,100万kWh上回る10億400万kWhとなりました。

(他社受電)

 火力の受電量が増加したことから、他社受電合計では計画を1億8,700万kWh上回る18億3,600万kWhとなりました。
以 上



13年1月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画比

(A/C)










電灯 2,433 2,343 103.8 2,373 102.5





業務用 1,208 1,127 107.2 1,170 103.2
小 口 1,001 953 105.0 962 104.0
大 口
(特定規模需要以外)
634 595 106.6 596 106.4
その他 214 174 123.5 177 121.1
3,057 2,849 107.3 2,905 105.2
電灯・電力計 5,490 5,192 105.7 5,278 104.0
特定規模需要 1,434 1,323 108.4 1,362 105.3
販売電力量計 6,924 6,515 106.3 6,640 104.3

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
1,994 1,853 107.6

大口電力の業種別前年比(%)
食料品 105.7 紙・パルプ 106.3 化学 115.8
窯業・土石 98.3 鉄鋼 104.9 非鉄 111.0
機械 108.2


13年1月の供給力概要

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画差

(A-C)
計画比

(A/C)












自 流 式 548 705 77.9 571 -23 96.1
貯・揚水式 54 48 110.1 55 -1 97.3
602 753 80.0 626 -24 96.2
火 力 4,962 5,188 95.6 4,618 344 107.5
原 子 力 1,004 814 123.3 973 31 103.1
合 計 6,568 6,755 97.2 6,217 351 105.6
他社受電 1,836 1,490 123.3 1,649 187 111.3
融通 -770 -1,257 61.3 -589 -181 130.8
揚 水 用 -17 -8 230.1 -13 -4 129.6
発 受 電 合 計 7,617 6,980 109.1 7,264 353 104.9
出 水 率 99.8 130.4 100.0 -0.2