「東北地域の景況調査」(平成12年10〜12月期)について

平成13年2月8日


 当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、平成8年3月より四半期ごとに 「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、このたび、平成12年10〜12月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

(調査実施概要)
1.調査対象当社管内の産業用お客さま
2.調査時期平成13年1月4日〜平成13年1月18日
3.調査方法郵送法
4.回収状況(発送)1,031社 (有効回答数)725社
(有効回答率70.3%)

(調査結果要旨)
1.業況および景気
 ○ 各社の業況については、今期3ヶ月(平成12年10〜12月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が7.1 (「上昇」29.4%、「下降」22.3%)と、6四半期連続でプラスを維持したが、前回(平成12年10月)調査の7〜9月期判断 (12.4)から5.3ポイント下降した。
 来期3ヶ月(平成13年1〜3月期)については、DIが▲18.4となり、今期3ヶ月の判断(7.1)から、 さらに25.5ポイント下降する見通しが示されている。
 ○ 各社が判断する国内全体の景気については、今期3ヶ月のDIが▲4.9となり、前回調査の7〜9月期判断(12.8)から 17.7ポイント下降した。また、来期3ヶ月の見通しについても、DIが▲15.9となり、今期3ヶ月の判断(▲4.9)から、 さらに11.0ポイント下降する見通しが示されている。
 ○ 売上高については今期3ヶ月のDIが11.7、製品出荷量の今期3ヶ月のDIについては15.2とプラスを維持したが、 製品出荷量については前回調査から下降した。
 また、来期3ヶ月については、売上高が▲20.7、製品出荷量は▲18.4と、マイナスに転ずる見通しが示されている。
2.生産設備の動向
 ○ 生産設備の動向は、今期3ヶ月では「不変」が76.8%、「新増設」が20.2%となった。来期3ヶ月では、 「不変」が76.7%、「新増設」が17.2%となった。
3.雇用人員の状況,今後の採用計画
 ○ 雇用人員の状況については、「適正である」が68.6%と引き続き高い割合を占めるなか、「過剰」(18.2%)が「不足」 (13.2%)を上回っている。
 ○ 今後の採用計画は、「現状維持の予定」が68.4%を占めたものの、前回調査に引き続き「増員の予定」(16.4%)が 「削減の予定」(15.2%)を上回っている。

以 上