12月の電力需給実績について

平成13年1月29日

1.電力需要について(表−1参照)

 12月の販売電力量は、62億5,400万kWh、対前年比104.9%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

 検針期間が前年に比べ若干長かったことや、気温が低めに推移したことによる暖房需要の増加などから、対前年比105.2%の実績となりました。

(電力)

  •  業務用電力は、気温が低めに推移したことにより、レジャーを中心に暖房需要増となったことなどから、対前年比104.8%の実績となりました。
  •  小口電力については、低圧電力は、需要数が減少傾向にあるものの、気温が低めに推移したことにより、事務所、 飲食店を中心に暖房需要増となったことなどから、前年実績を上回りました。高圧電力Aは、製造業を中心に稼働率が高まったことなどから、 前年実績を上回りました。この結果、小口電力計では、対前年比102.8%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

 大口電力は、半導体関連製品の生産が好調に推移しており、非鉄や電気機械が安定した伸びを続けていることに加え、 カーバイドの生産増により化学が高い伸びとなったことなどから、対前年比105.9%の実績となりました。


2.供給力について(表−2参照)

 12月の発受電電力量の合計は、73億6,200万kWhとなり、計画比で103.8%、前年比では103.7%の実績となりました。

(自社水力)

 只見・阿賀野川水系の流入量が少なかったことなどから出水率95.7%の渇水となり、発電量は計画を6,100万kWh下回る6億8,500万kWhとなりました。

(自社火力)

 需要が増加したことなどから、発電量は計画を4億1,900万kWh上回る50億5,600万kWhとなりました。

(自社原子力)

 女川原子力発電所の発電量は計画を3,000万kWh上回る10億300万kWhとなりました。

(他社受電)

 火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を9,400万kWh上回る17億6,700万kWhとなりました。
以 上



12年12月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画比

(A/C)










電灯 1,919 1,824 105.2 1,896 101.2





業務用 1,114 1,063 104.8 1,096 101.6
小 口 951 925 102.8 943 100.9
大 口
(特定規模需要以外)
671 637 105.3 625 107.4
その他 122 121 101.0 114 106.8
2,858 2,746 104.1 2,778 102.9
電灯・電力計 4,777 4,570 104.5 4,674 102.2
特定規模需要 1,477 1,389 106.3 1,402 105.3
販売電力量計 6,254 5,959 104.9 6,076 102.9

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
2,074 1,958 105.9

大口電力の業種別前年比(%)
食料品 105.3 紙・パルプ 109.7 化学 115.7
窯業・土石 100.5 鉄鋼 100.9 非鉄 108.3
機械 107.9


12年12月の供給力概要

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画差

(A-C)
計画比

(A/C)












自 流 式 650 731 88.8 701 -51 92.6
貯・揚水式 35 35 100.8 45 -10 78.4
685 766 89.4 746 -61 91.8
火 力 5,056 4,727 107.0 4,637 419 109.0
原 子 力 1,003 1,003 100.0 973 30 103.1
合 計 6,744 6,496 103.8 6,356 388 106.1
他社受電 1,767 1,525 115.9 1,673 94 105.6
融通 -1,124 -915 122.7 -929 -195 121.0
揚 水 用 -25 -7 347.4 -10 -15 250.4
発 受 電 合 計 7,362 7,099 103.7 7,090 272 103.8
出 水 率 95.7 112.1 100.0 -4.3