平成13年1月23日
当社は本日、女川原子力発電所、東新潟火力発電所において、ISO14001の認証を取得いたしました。
これにより、当社の原子力発電所(1ヶ所)、全火力発電所(8ヶ所)の計9ヶ所のうち7ヶ所においてISO14001の認証を取得したこととなります。
ISO14001は、1996年に国際標準化機構(ISO)が発行した環境マネジメントシステムに関する国際規格で、
日本でもJIS規格として発行されています。この規格の認証取得により環境優良事業所として客観的な評価が確保され、
環境保全の推進と業務の効率化が図れることから、認証を取得する企業あるいは自治体等が増加しております。
当社は、エネルギー供給事業者として、企業活動のすべてが地球環境問題に深く関わっているとの認識のもと、環境保全活動を積極的に展開しており、
この取組みの一環として、今年度末までにすべての火力発電所、原子力発電所においてISO14001の認証取得をすることとしております。
既にISO14001の認証を取得した発電所では、環境マネジメントシステムの導入を契機に、
より一層の環境保全活動の充実および業務の効率化などに取組んでおります。この取組みによって、
きめ細かな運転管理による高効率運転などによるCO2の削減、廃棄物の削減、また発電所員、
関係協力会社員の環境に対する意識の高揚など、当初の期待以上に大きな成果を上げております。
こうした成果を踏まえて、秋田および新仙台火力発電所においても認証取得に向けた環境マネジメントシステムの構築を進めており、
今年度中に認証取得を完了させる計画です。
なお、環境マネジメントシステムの構築にあたっては、当社関係会社でビジネスとして環境コンサルティング活動を実施している東北緑化環境保全株式会社
(本社:仙台市青葉区、社長:大関盛善)の協力を得ながら進めております。
以 上
<参考>
○東北電力のISO14001認証取得実績と予定 |
(1) 平成10年度 |
能代火力発電所 |
(2) 平成11年度 |
新潟・八戸・原町火力発電所 |
(3) 平成12年度 |
仙台・東新潟火力発電所、女川原子力発電所 |
( 予定 ) |
秋田、新仙台火力発電所
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○女川原子力発電所の概要 |
(1) 所在地 |
宮城県牡鹿郡女川町塚浜字前田1 |
(2) 業務内容 |
原子力発電所の運転・保守・管理 |
(3) 出力、燃料 |
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| 出 力 | 燃 料 |
1号機 |
52万4千kW |
濃縮ウラン |
2号機 |
82万5千kW |
濃縮ウラン |
総合出力 |
134万9千kW |
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(4) 従業員数 |
316名 |
(5) 認証取得日 |
平成13年1月23日 |
(6) 審査登録機関 |
(財)電気安全環境研究所(JET) |
(7) 環境方針 |
別紙参照 |
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○東新潟火力発電所の概要 |
(1) 所在地 |
新潟県北蒲原郡聖籠町東港1丁目1―155 |
(2) 業務内容 |
火力発電所の運転・保守・管理 |
(3) 出力、燃料 |
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| 出 力 | 燃 料 |
1号機 |
60万kW |
LNG、天然ガス、重油、原油、軽油 |
2号機 |
60万kW |
LNG、天然ガス、重油、原油、軽油 |
港1号機 |
35万kW |
LNG、重油、軽油 |
港2号機 |
35万kW |
LNG、重油、軽油 |
3号系列 |
109万kW |
LNG |
4-1号系列 |
80万5千kW |
LNG |
総合出力 |
379万5千kW |
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(4) 従業員数 |
221名 |
(5) 認証取得日 |
平成13年1月23日 |
(6) 審査登録機関 |
(財)電気安全環境研究所(JET) |
(7) 環境方針 |
別紙参照 |
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環 境 方 針
東北電力株式会社女川原子力発電所は, 原子力発電所としての社会的責任を深く認識し、安全第一に電力の安定供給に努めるとともに、
自然と地域社会との共生を目指して、下記のとおり環境方針を定め推進いたします。

- 省資源,省エネルギーの推進と廃棄物の低減および適正な処理に努めます。
- 環境保全に関わる法令および関係自治体との協定等を遵守します。
- 放射性廃棄物の発生の低減に努めます。
- 環境目的・目標を定め,定期的に見直し,環境保全に向け汚染の予防と継続的な改善に努めます。
- 全発電所員への環境に関する教育・訓練を実施します。
- 全発電所員へ環境方針の周知を行うとともに,協力会社に対しても環境方針の理解と協力を求めます。
*** この環境方針は,一般の方にも公開します。***
平成12年4月1日
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東北電力株式会社 女川原子力発電所 |
所長 |  |
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環 境 方 針
東北電力株式会社 東新潟火力発電所は,蒲原平野の北部 新潟東港工業地帯で当社最大の電源そして「事業用大容量コンバインドサイクル発電発祥の地」
として,永く地域社会との共栄を図ってきました。
この歴史ある地 聖籠町には,黄金色に波打つ稲穂,さくらんぼ・葡萄・梨などたくさんの実りをもたらす豊かな大地,冬には白鳥の飛来する弁天潟,
遠く佐渡を望めば一面茜色に染まる日本海の夕日など かけがえのない自然があり,これらをこれからも守り,地域の発展に貢献するため,
つぎのとおり環境方針を定めます。
- 電力の安定供給を図るとともに,経済効率性と環境保全の同時達成のため,事業活動全体にわたる省資源,省エネルギーの推進に努めます。
- 社会の一員として地域と共生しながら,地域環境の保全に取組むため,廃棄物の低減と有効利用推進ならびに適正な処理に努めます。
- 環境保全に関連する法令および関係自治体との協定等を遵守するとともに,環境負荷を可能な限り低減するよう努めます。
- 環境マネジメントシステムを導入して,環境目的・目標を定め,達成状況を評価し,定期的な見直しを行うことにより継続的な改善を図ります。
- 構内で働く従業員一人ひとりの環境に対する意識の向上を図るため,教育・訓練を実施します。
- 地域の環境保全活動に積極的に参画し,社会の一員としての役割を果たします。
- 本方針は,構内で働く従業員に周知するとともに,一般の人が入手できるようにします。
平成12年 6月 1日
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東北電力株式会社 東新潟火力発電所 |
副理事 所 長 | 五十嵐 喜 良 |
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