11月の電力需給実績について

平成12年12月25日


1.電力需要について(表−1参照)

11月の販売電力量は、59億2,000万kWh、対前年比106.0%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

検針期間が前年に比べ長かったことや、前年11月の気温が高めに推移したことによる暖房需要減の反動などから、 対前年比107.7%の実績となりました。

(電力)

  •  業務用電力は、前年11月の気温が高めだったことによる暖房需要減の反動などから、対前年比104.0%の実績となりました。
  •  小口電力については、低圧電力は、需要数が減少傾向にあるものの、前年11月の気温が高めに推移したことによる暖房需要減の反動などから、前年実績を上回りました。高圧電力Aは、製造業を中心に稼働率が高まったことなどから、前年実績を上回りました。この結果、小口電力計では、対前年比104.0%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

大口電力は、半導体関連製品の生産が好調に推移しており、非鉄や電気機械が安定した伸びを続けていることに加え、輸送用機械においても顕著な伸びとなったことなどから、対前年比106.7%の実績となりました。


2.供給力について(表−2参照)

11月の発受電電力量の合計は、66億1,800万kWhとなり、計画比で102.8%、前年比では105.2%の実績となりました。

(自社水力)

電源地点の降雨量が少なかったことから出水率87.9%の渇水となり、発電量は計画を1億500万kWh下回る5億3,300万kWhとなりました。

(自社火力)

需要が増加したことなどから、発電量は計画を1億7,500万kWh上回る47億2,200万kWhとなりました。

(自社原子力)

女川原子力発電所の発電量は計画を2,800万kWh上回る9億7,000万kWhとなりました。

(他社受電)

火力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を1億1,600万kWh上回る14億3,000万kWhとなりました。
以 上



12年11月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画比

(A/C)










電灯 1,786 1,659 107.7 1,783 100.2





業務用 1,012 973 104.0 1,013 100.0
小 口 924 889 104.0 927 99.7
大 口
(特定規模需要以外)
660 623 106.1 614 107.5
その他 101 96 104.1 106 94.4
2,697 2,581 104.5 2,660 101.4
電灯・電力計 4,483 4,240 105.7 4,443 100.9
特定規模需要 1,437 1,344 106.9 1,367 105.1
販売電力量計 5,920 5,584 106.0 5,810 101.9

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
2,034 1,906 106.7

大口電力の業種別前年比(%)
食料品 107.2 紙・パルプ 109.2 化学 110.6
窯業・土石 109.3 鉄鋼 104.4 非鉄 108.0
機械 108.4


12年11月の供給力概要
(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画差

(A-C)
計画比

(A/C)












自 流 式 511 578 88.4 603 -92 84.7
貯・揚水式 22 31 69.1 35 -13 63.0
533 609 87.4 638 -105 83.5
火 力 4,722 4,167 113.3 4,547 175 103.9
原 子 力 970 971 99.9 942 28 103.0
合 計 6,225 5,747 108.3 6,127 98 101.6
他社受電 1,430 1,152 124.2 1,314 116 108.8
融通 -1,019 -607 168.0 -997 -22 102.2
揚 水 用 -18 -4 466.3 -6 -12 311.9
発 受 電 合 計 6,618 6,288 105.2 6,438 180 102.8
出 水 率 87.9 98.1 100.0 -12.1