女川原子力発電所2号機 第4回定期検査の概要
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1. 定期検査の期間
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平成12年9月10日(日)〜平成12年11月22日(水)74日間
(発電停止期間;平成12年9月10日〜平成12年10月28日 49日間)
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2. 主要な点検ならびに作業の結果
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(1) 制御棒駆動機構の点検
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137体ある制御棒駆動機構のうち、今回の定期検査では20体について分解点検を実施し、その健全性を確認いたしました。
なお、分解点検の対象となる20体のうち6体について、予備品と取替えることにより、定期検査期間の短縮を図りました。
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(2) 出力領域モニタの取替
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31本ある出力領域モニタのうち、今回の定期検査では6本について取替を実施いたしました。
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(3) アクシデントマネジメント(注)策工事
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アクシデントマネジメント策工事として、以下の機能を強化する工事を実施いたしました。
@原子炉および格納容器への注水機能
A電源供給機能
(注)アクシデントマネジメント
原子力発電所の安全設計の評価において想定している事象を大幅に超え、現実に
は起こるとは考えられない炉心損傷に至る事象(シビアアクシデント)に対し、
その発生の防止や仮に発生したとしても影響を緩和するために運用・設備両面を
充実させる措置のことで、電力会社が自主的に行うものであります。
[ 参考図 / アクシデントマネジメント策の例 ]
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(4)復水器細管の点検
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26,600本ある復水器細管全数について点検し、必要に応じて補修を実施いたしました。
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(5) 9×9燃料(A型)の採用
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燃料の効率的な燃焼および使用済燃料の発生量の低減を図るため、新燃料装荷体数144体のうち100体について、
平均濃縮度を高めた9×9燃料(A型)を装荷いたしました。
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