東北電力企業グループによる
ESCO事業への参入について

〜省コストを中心とした総合エネルギーサービス会社を12月中に設立〜

平成12年11月20日

 当社は、電力市場の部分自由化や省エネ法改正、地球環境問題等を背景としたエネルギーコスト低減(省コスト) およびエネルギー有効利用(省エネ)に関わるお客さまニーズの高まりや、自家発・コジェネといった分散型電源の普及・ 拡大を踏まえ、企業グループ会社を経営主体とする総合エネルギーサービス会社を12月中に設立することといたしました。

 当社は、電気事業の本格的な競争時代のスタートにあたり、本年3月に策定した新ビジョンの中で、 新しい東北電力企業グループ像を「お客さまから選択される複合エネルギーサービス企業」と定め、 「高い品質で低廉な価格」、「優れた付加価値」とを合わせて、お客さまに最高水準のサービスを提供できる 「付加価値提案型(ソリューション)企業グループ」を目指すことといたしました。
 また、企業グループの事業領域として、電気を中核としたエネルギー分野をコア領域と位置づけ、 経営資源の重点的投入を行っていくこととし、その中で、ESCO事業については、電気事業との相乗(シナジー)効果が高く、 エネルギーサービスの充実に役立つことから、事業への新規参入について採算性および事業形態等の具体的検討を行ってきました。

 今回設立するESCO事業の新会社は、企業グループ会社である株式会社ユアテック、 東北発電工業株式会社ならびに当社が経営主体となり、総合電機メーカー、商社および燃料供給会社との資本提携のもと、 提携各社の有するノウハウを最大限に活用しながら、 お客さまのニーズを踏まえてエネルギー全体をマネジメントする総合エネルギーサービス会社です。
 具体的には、「分散型電源(自家発・コジェネ)導入事業」と「蓄熱受託事業」を主な事業領域とし、 設備診断から機器販売・施工、運転監視・保守までの一括したエネルギー全体のコスト低減サービス (ワンストップサービス)を提供します。

なお、新会社の概要等については次のとおりです。

【 新会社の概要(予定) 】

(1)会 社 名: 未 定
(2)所 在 地: 仙台市
(3)設 立 日: 平成12年12月20日を目途
(4)事業内容: 総合エネルギーサービス事業
(5)資 本 金: 3億円(授権資本12億円)
(6)出資予定会社および出資比率
  • 株式会社ユアテック (出資比率 35%)
  • 東北発電工業株式会社 ( 同 27%)
  • 東北電力株式会社 ( 同 10%)
  • 三菱電機株式会社 ( 同 20%)
  • 三菱商事株式会社 ( 同 2%)
  • 三井物産株式会社 ( 同 2%)
  • カメイ株式会社 ( 同 2%)
  • 日石三菱株式会社 ( 同 2%)
(7)従業員数: 17名程度(役員含む)

【 新会社の事業形態 】

以 上