「東北地域の景況調査」(平成12年7〜9月期)について

平成12年11月8日


 当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、 平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、 このたび、平成12年7〜9月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

(調査実施概要)
1.調査対象当社管内の産業用お客さま
2.調査時期平成12年10月1日〜平成12年10月12日
3.調査方法郵送法
4.回収状況(発送)1,034社 (有効回答数)727社
(有効回答率70.3%)

(調査結果要旨)
1.業況および景気
 ○ 各社の業況については、今期3ヶ月(平成12年7〜9月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比) が12.4(「上昇」30.1%、「下降」17.7%)と、5四半期連続でプラスを維持したとともに、 前回(平成12年7月)調査の4〜6月期判断(9.3)から3.1ポイント改善した。
 来期3ヶ月(平成12年10〜12月期)については、DIが14.4と、今期3ヶ月の判断 (12.4)よりさらに2.0ポイント改善する見通しが示されている。
 ○ 各社が判断する国内全体の景気については、今期3ヶ月のDIが12.8となり、前回調査の4〜6月期判断 (17.0)から4.2ポイント下降したものの、来期3ヶ月の見通しについては、DIが14.0となり、 今期3ヶ月の判断(12.8)から、1.2ポイント上昇する見通しが示されている。
 ○ 売上高は今期3ヶ月のDIが10.6、製品出荷量の今期3ヶ月のDIについては15.8となり前回調査と比べてともに改善した。
 また、来期3ヶ月については、売上高が13.7、製品出荷量は17.3となり、さらに改善する見通しが示されている。
2.生産設備の動向
 ○ 生産設備の動向は、今期3ヶ月では「不変」が77.2%,「新増設」が19.3%となった。来期3ヶ月では、 「不変」が73.0%,「新増設」が20.6%とさらに改善する見通しが示されている。
3.雇用人員の状況,今後の採用計画
 ○ 雇用人員の状況については、「適正である」が66.5%と高い割合を占めるなか、「過剰」 (14.2%)が「不足」(19.3%)を下回っている。
 ○ 今後の採用計画は、「現状維持の予定」が66.9%を占めたものの、「増員の予定」(21.0%)が「削減の予定」 (12.1%)を上回っている。

以 上