女川原子力発電所1号機の
復水ろ過脱塩塔配管からの漏えいについて
(原因と対策)

平成12年9月4日

 女川原子力発電所1号機(沸騰水型,定格出力52.4万kW)は定格出力で運転中のところ, 運転員のパトロールにおいて,タービン建屋地下1階復水ろ過装置バルブ室の床に水たまりが認められました。
 漏えいは,復水ろ過脱塩塔に接続される配管からのものであることを確認しました。

(平成12年9月2日発表済)

 当該配管を調査した結果,配管内面に減肉があり,漏えい箇所にはピンホールが見られました。 また,他の復水ろ過脱塩塔5塔に接続される配管内面にも同様の減肉が認められました。
 原因は,漏えい箇所が流量調整弁の下流部であり,流路が絞られ流速が局所的に速くなっていることから, 浸食等により減肉が進行したためと推定されます。
 このため,当該配管を含めて6箇所の配管を新しい配管と交換するとともに, 流量調整弁の下流部の配管肉厚測定を定期的に実施することと致します。
 なお,本事象による外部への放射能の影響はありません。

以 上