「東北地域の景況調査」(平成12年4〜6月期)について

平成12年8月7日


 当社では、新潟県を含む東北7県の経済や景気動向および生産状況を把握するため、 平成8年3月より四半期ごとに「東北地域の景況調査」を実施しておりますが、 このたび、平成12年4〜6月期の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

(調査実施概要)
1.調査対象当社管内の産業用お客さま
2.調査時期平成12年7月1日〜平成12年7月14日
3.調査方法郵送法
4.回収状況(発送)1,039社 (有効回答数)728社
(有効回答率70.1%)

(調査結果要旨)
1.業況および景気
 ○ 各社の業況については,今期3ヶ月(平成12年4〜6月期)の業況判断DI(「上昇」−「下降」社数構成比)が9.3 (「上昇」28.6%,「下降」19.3%)と,4四半期連続でプラスを維持したとともに,前回(平成12年4月) 調査の1〜3月期判断(2.0)から7.3ポイント改善した。
 来期3ヶ月(平成12年7〜9月期)については,DIが17.4と,今期3ヶ月の判断(9.3) よりさらに8.1ポイント改善する見通しが示されている。
 ○ 各社が判断する国内全体の景気については,今期3ヶ月のDIが17.0となり,前回調査の1〜3月期判断 (7.1)から9.9ポイント改善した。
 来期3ヶ月の見通しについては,DIが20.9となり,今期3ヶ月の判断(17.0)から, 3.9ポイント上昇する見通しが示されている。
 ○ 売上高は今期3ヶ月のDIが8.9,製品出荷量の今期3ヶ月のDIについては14.5となり前回調査と比べてともに改善した。
 また,来期3ヶ月については,売上高が20.9,製品出荷量は22.6となり,さらに改善する見通しが示されている。
2.生産設備の動向
 ○ 生産設備の動向は,今期3ヶ月では「不変」が80.9%,「新増設」が16.9%となった。 来期3ヶ月では,「不変」が72.2%,「新増設」が21.6%とさらに改善する見通しが示されている。
3.雇用人員の状況,今後の採用計画
 ○ 雇用人員の状況については,「適正である」が70.0%を占めたものの,依然,「過剰」(16.5%)が「不足」 (13.5%)を上回っている。
 ○ 今後の採用計画は,「現状維持の予定」が71.8%を占めるなど,過剰感の根強さがうかがわれるものの, 「増員の予定」(15.0%)が「削減の予定」(13.2%)を上回っている。

以 上