5月の電力需給実績について

平成12年6月27日

1.電力需要について(表−1参照)

5月の販売電力量は、57億7,400万kWh、対前年比105.2%の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

(電灯)

5月実績に影響の大きい4月中旬から5月中旬の期間での気温が低めに推移したことによる暖房需要増や、 検針期間が前年よりも長かったことなどから、対前年比107.2%と高い伸びとなりました。

(電力)

  • 業務用電力は、契約電力の伸びは鈍化傾向にあるものの、商店、飲食店、 事務所での契約電力に伸びが見られたことなどから、対前年比104.5%の実績となりました。
  • 小口電力については、低圧電力は、気温が低めに推移したことにより、飲食店、 事務所を中心に暖房需要増となったことなどから前年を上回りました。高圧電力Aは、 製造業を中心として業種全般で稼働率が高まったことから前年を上回りました。 この結果、小口電力計では、104.6%の実績となりました。

[参 考]
(大口電力)

大口電力は、半導体関連製品が引続き堅調な電気機械や非鉄での生産増などから、対前年比104.5%の伸びとなりました。


2.供給力について(表−2参照)

5月の発受電電力量の合計は、61億2,700万kWhとなり、計画比で99.3%、前年比では103.0%の実績となりました。

(自社水力)

多雪により融雪出水が平年を上回ったことから出水率は121.2%の豊水となり、発電量は計画を 1億9,400万kWh上回る13億600万kWhとなりました。

(自社火力)

豊水により水力の発電量が増加したことから、発電量は計画を2億1,600万kWh下回る32億1,100万kWhとなりました。

(自社原子力)

女川原子力発電所の順調な運転により、発電量は計画を1,500万kWh上回る8億5,400万kWhとなりました。

(他社受電)

豊水により水力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では計画を1億1,200万kWh上回る14億4,900万kWhとなりました。
以 上



12年5月の需要実績

(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画比

(A/C)










電灯 1,819 1,697 107.2 1,784 102.0





業務用 961 918 104.5 971 98.9
小 口 865 827 104.6 870 99.4
大 口
(特定規模需要以外)
603 561 107.4 596 101.2
その他 170 174 97.7 171 99.6
2,599 2,480 104.7 2,608 99.6
電灯・電力計 4,418 4,177 105.7 4,392 100.6
特定規模需要 1,356 1,314 103.3 1,340 101.2
販売電力量計 5,774 5,491 105.2 5,732 100.7

[参 考]
大口電力(特定規模
以外+特定規模)
1,891 1,810 104.5

大口電力の業種別前年比(%)
食料品 106.1  紙・パルプ 92.4  化学 104.2
セメント 121.1  鉄鋼 97.7  非鉄 107.0
機械 108.9


12年5月の供給力概要
(単位:百万kWh,%)
区分 当 月
実 績
(A)
前 年
実 績
(B)
前年比

(A/B)
当 月
計 画
(C)
計画差

(A-C)
計画比

(A/C)












自 流 式 1,224 965 126.9 1,033 191 118.5
貯・揚水式 82 70 114.7 79 3 103.1
1,306 1,035 126.1 1,112 194 117.4
火 力 3,211 4,051 79.3 3,427 -216 93.7
原 子 力 854 506 169.0 839 15 101.8
合 計 5,371 5,592 96.1 5,378 -7 99.9
他社受電 1,449 1,311 110.5 1,337 112 108.4
融通 -654 -931 70.2 -487 -167 134.2
揚 水 用 -39 -22 178.5 -60 21 66.0
発 受 電 合 計 6,127 5,950 103.0 6,168 -41 99.3
出 水 率 121.2 92.2 100.0 21.2