光ファイバ心線貸しの実施について

平成12年 6月 9日

 当社はこのたび、当社保有の光ファイバケーブルを活用した、 心線貸しの実施に向けて具体的な検討を開始いたしましたのでお知らせします。

 昨今のインターネットの普及に代表されるように、IT(情報技術)を駆使した様々なサービスの高まりにより、 サービスを提供する通信事業者は光ファイバケーブルによる高速・大容量のインフラ構築が必要となってきております。
 また、規制緩和の進展により、通信事業者やCATV事業者等が直接、通信線ネットワークを構築する事例も増えつつあり、 当社配電柱への共架を希望する事業者も増加傾向にあります。この傾向は、今後ますます著しくなるものと予想され、 当社電柱に、複数のケーブル添架が進むことにより、配電設備の保守・運用に支障をきたす可能性も懸念されるところです。

 こうしたなか当社は、これまで電力保安用として自社光通信網を構築してきており、 平成11年度末で既に亘長約1万8千kmにおよぶ光ファイバケーブルを保有している現状にあります。
 こうしたことから、当社保有の光ファイバケーブルを有効活用し、心線貸しを行うことは、設備の維持・運用などの面において、 ケーブルの共架を希望される事業者との共益が図られるものと判断し、このたび実施に向けて検討を開始したものであります。
 心線貸しの詳細については現在検討中でありますが、今後、さらに市場動向調査等を進め、 サービスの開始時期、利用料金など具体的な内容について、設定していくこととしております。

以 上



光ファイバ心線貸しの内容について


1.提供エリア  当社管内の県庁所在地ほか主要都市を中心
2.貸し出し対象  当社保有光ファイバケーブルが対象
11年度末  1万8千km程度
 特に市内網にて心線の有効活用により余裕が出来る光心線が中心
3.提供開始時期  平成12年度中(準備出来次第)
4.利用料金  検討中


【当社保有光ケーブル網のイメージ】