環境にやさしい地元企業の第二弾として、今回ご紹介するのは、食卓に欠かせないお米の販売や加工食品事業などを行う木徳神糧株式会社様です。木徳神糧様は、日本米の年間販売量が約30万t、お茶碗にするとなんと約44億杯分のお米を扱う、日本米販売数量トップクラスのお米の卸売会社。東京の本社に加え、宮城県仙台市から福岡県まで、全国各地に支店・工場を展開しています。
木徳神糧グループでは、米穀事業、飼料事業、鶏卵事業、食品事業の4つの事業を展開しています。メインビジネスである米穀事業では、家庭用・業務用の精米製造販売、玄米の販売を中心に、日本の食卓に欠かせないお米の安定供給に全力を注いでいます。これまで培ってきた信頼関係をもとに、全国の主要産地から安定的に供給する体制を確保し、生産者が丹精込めて作ったお米を自社工場で丁寧に精米し、安心・安全な商品として、様々な取引先へ販売しています。国内での販売以外にも、アジアやヨーロッパ等への日本米の輸出や世界各国の様々なブランド米の輸入も行っており、世界中の消費者に向けて、お米とお米関連食品の素晴らしさを発信しています。
また、輸入牧草や自社精米工場で発生する米ぬかの販売を行う飼料事業、鶏卵や鶏肉加工品等を販売する鶏卵事業、米粉や腎臓病患者向けにたんぱく質調整米を販売する食品事業等、お米以外の取り扱いにも注力しています。
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするための世界的な取り組み・カーボンニュートラル。木徳神糧でも、このカーボンニュートラルに向けて、プラスチックごみ削減のために減プラ包装の米袋を使用した「特別栽培米 京都丹後こしひかり」を販売しています。この商品の包装には、総重量の51%以上が紙でできた米袋を採用しており、ポリエチレンを使用した従来の米袋に比べて1枚当たり約1.54gのプラスチックごみを削減することができます。また、この商品は、京都府与謝郡与謝野町の生産法人『京都祐喜(きょうとゆうき)株式会社』と共同開発し、自然循環型農業を推進している京都府の与謝野町で収穫されたお米を使用しています。お米の栽培には、おからや米ぬか、魚のアラ等、本来廃棄される部分を使用した与謝野町産の有機質肥料『京の豆っこ肥料』を使用しており、一層自然環境に配慮した商品となっています。
木徳神糧が販売する長鮮度米®シリーズは、米袋の中に窒素を充填し、さらに脱酸素剤を封入することで、お米に特別な加工を施すことなく新鮮さを保つことができる商品です。賞味期限が通常のお米よりも長く設定でき、店舗での販売期間と家庭での保存期間が延びることで、食品ロスの削減に繋がっています。
また、食品表示基準の一部が改定され、『精米時期』の表示が可能となったことで、精米日が他の商品と比較して少し古くなっただけで廃棄されたり、販売対象外となっていたロスを削減できるばかりでなく、精米工場での生産から納品までをより計画的かつ効率的に行うことができるため、エネルギーの削減にも繋がっています。
木徳神糧グループでは、「お米をはじめとした自然の恵みを取り扱う企業として、私たちの事業が豊かな自然環境の上に成り立っていることを認識し、自然に感謝するとともに、企業活動が環境に与える影響を考え、事業と環境の持続的な調和を目指す」ことを環境理念とし、環境負荷の低減や食品ロスの削減等を図ることで、社会へ貢献できるビジネスを目指しています。
国内にある5ヶ所の精米工場では、それぞれが環境方針や品質方針等を制定し、安全・安心・高品質な製品の提供に努めるとともに、環境への影響を考慮した活動を心掛けています。当社の米粉製品を製造する新潟製粉工場では、東北電力(株)から供給された電力をエグゼムズによって管理することで、エネルギーコストの低減を実現しています。また、本社ビルでは、東北電力企業グループの(株)シナジアパワーより実質再エネ電力を導入しており、精米加工をはじめとする全ての企業活動に係るエネルギー・CO2の節減に努めています。
住所 | 東京都千代田区神田小川町2-8 木徳神糧小川町ビル |
TEL | 03-3233-5121 |
ホームページ | https://www.kitoku-shinryo.co.jp/ |
0120-200-044