今回は、環境にやさしい地元企業の第一弾として、山形県の舟形マッシュルーム様をご紹介いたします。舟形マッシュルーム様は、マッシュルーム栽培をとおして環境に対する様々な取り組みを積極的に進められており、2020年10月から法人向けCO2フリー電気料金プランの「やまがた水力プレミアム」にもご加入いただいている地元企業です。
清流を好む鮎で有名な最上小国川。その澄んだ伏流水と最新鋭の電化を用いて「マッシュルーム」は育てられています。舟形マッシュルームでは、1つの栽培舎で年に8回程度出荷ができる栽培体制となっているため、時期をずらすことで1年中切れ目なく生産・出荷をしています。
マッシュルームはビタミンB1・2などを豊富に含む栄養価の高い食材です。同社のマッシュルームは、それらの栄養素に加え,生で食べることができ、ほどよい甘みと歯ごたえが特徴です。その味と品質は、県内外の百貨店やレストランから高い評価を受け、多くのレストランなどに使用されています。そしてそのマッシュルームは、舟形マッシュルーム若鮎ファーム敷地内の一角ある、専門料理店「マッシュルームスタンド」でも味わえます。
舟形マッシュルームでは、持続可能な社会に貢献するため、環境に配慮しながらマッシュルームの栽培が行われています。例えば、未利用資源を活用する「ゼロエミッション」の実現のため、培地には馬厩舎の敷料や県内の加工場から排出されるコーヒー粕などを再利用し、生産が終わった廃菌床は完熟堆肥として地元の農家などに活用されています。
雨水の流入により、培地製造の際の排水が流出する可能性があるため、排水現場では、雨水の流入を防ぎながら、雨水と排水を分けて処理しています。排水は、沈殿槽で処理をすることですべて液体肥料化しており、雨水は専用ポンプで処理後、排水と雨水それぞれを麦わらに循環させ、培地(コンポスト)づくりに活用することで敷地外へ排水の流出を防いでいます。
培地を生成する際に、未熟な培地のアンモニア活性菌が臭気を発生させることがあります。近隣に臭いを拡散させないための対策として、防臭ネットの設置や消臭液の噴霧システムを取り入れることで環境に配慮した取り組みを実施しています。
住所 |
本社農場・事務所/ 山形県最上郡舟形町長沢6831 若鮎ファーム/ 山形県最上郡舟形町舟形字向山2791-1 |
TEL | 0233-32-8064 |
営業時間 | 8:00〜17:00(年中無休) |
ホームページ | http://www.f-mush.com/ |
オンラインショップ | http://f-mush.shop-pro.jp |
0120-200-044