１．電力需要について（表−１参照）

　６月分の販売電力量は、５５億６，６００万ｋＷｈ、対前年比９６．９％の実績となりました。東日本大震災からの復興の動きなどが続いているものの、前年に比べ検針期間が短かったことに加え、気温が低めに推移したことによる冷房需要の減少や節電への取り組みなどから、５カ月連続で前年実績を下回りました。
　用途別の実績については、以下のとおりです。

○特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、東日本大震災からの復興の動きなどが続いているものの、前年に比べ検針期間が短かったことに加え、気温が低めに推移したことによる冷房需要の減少や節電への取り組みなどから、対前年比９２．８％の実績となり、２カ月連続で前年実績を下回りました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比９３．１%の実績となりました。

○特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、需要回復の動きが続いているものの、前年に比べ気温が低めに推移したことによる冷房需要の減少などから、対前年比９７．４％の実績となりました。
　特定規模需要の合計では、対前年比９８．６%の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

［参考］
○大口電力

　大口電力は、復興需要や一部業種で生産持ち直しの動きが続いているものの、一部での自家発稼働増加の影響などから、前年比９８．８％の実績となりました。

２．供給力について（表−２参照）

　６月の発受電電力量の合計は、６２億７００万ｋＷｈ、前年比９８．０％の実績となり、６カ月連続で前年実績を下回りました。

（自社水力）
　出水率９１．４％の渇水となり、前年出水率を２３．７％下回ったことなどから、発電量は前年を１億２，３００万ｋＷｈ下回る７億２００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　運転状況の違いなどから、発電量は前年を５億６，５００万ｋＷｈ下回る３７億８，８００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　定期検査により、女川原子力発電所の全号機と東通原子力発電所１号機が運転を停止していることから、発電量はありませんでした。

（自社新エネルギー等）
　地熱発電所の補修状況の違いなどから、発電量は前年を１００万ｋＷｈ下回る６，３００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　他社火力の運転状況の違いなどから、他社受電合計では前年を３億６，３００万ｋＷｈ上回る２１億１，１００万ｋＷｈとなりました。

以上

 

 

• （表−１）平成２７年６月分の需要実績（PDFファイル/48KB）
• （表−２）平成２７年６月の供給力概要（PDFファイル/39KB）

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