１．電力需要について（表−１参照）

　４月分の販売電力量は、６３億１，５００万ｋＷｈ、前年比９９．８％の実績となりました。東日本大震災からの復興の動きなどが続いているものの、前年に比べ気温が高かったことによる暖房需要の減少などから、３カ月連続で前年実績を下回りました。
　用途別の実績については、以下のとおりです。

○特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、前年に比べ気温が高かったことによる暖房需要の減少があったものの、東日本大震災からの復興の動きなどが続いていることに加え、検針期間が長かったことなどから、前年比１０２．２％の実績となり、３カ月ぶりに前年実績を上回りました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、前年比１０２．２％の実績となりました。

○特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、需要回復の動きが続いているものの、前年に比べ気温が高かったことによる暖房需要の減少などから、前年比９８．０％の実績となり、３カ月連続で前年実績を下回りました。
　特定規模需要の合計では、前年比９８．４％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

［参考］
○大口電力

　大口電力は、復興需要や一部業種で生産回復の動きが続いているものの、一部での定期修理影響などから、前年比９８．２％の実績となりました。

２．供給力について（表−２参照）

　４月の発受電電力量の合計は、６３億８，２００万ｋＷｈ、前年比９８．７％の実績となり、４カ月連続で前年実績を下回りました。

（自社水力）
　出水率１１３．５％の豊水となり、前年出水率を６．９％上回ったことなどから、発電量は前年を６，４００万ｋＷｈ上回る９億６，８００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　運転状況の違いなどから、発電量は前年を７億８，６００万ｋＷｈ下回る３７億３，６００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　定期検査により、女川原子力発電所の全号機と東通原子力発電所１号機が運転を停止していることから、発電量はありませんでした。

（自社新エネルギー等）
　地熱発電所の蒸気量の増加などから、発電量は前年を１，０００万ｋＷｈ上回る８，２００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　他社火力の運転状況の違いなどから、他社受電合計では前年を２億８，９００万ｋＷｈ上回る１８億９，５００万ｋＷｈとなりました。

以上

 

 

• （表−１）平成２７年４月分の需要実績（PDFファイル/8KB）
• （表−２）平成２７年４月の供給力概要（PDFファイル/8KB）

「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」