１．電力需要について（表−１参照）

　２月分の販売電力量は、７０億５，５００万ｋＷｈ、対前年比９５．５％の実績となりました。東日本大震災からの復興の動きが続いているものの、前年に比べ気温が高めに推移したことによる暖房需要の減少や検針期間が短かったことなどから、３カ月ぶりに前年実績を下回りました。
　用途別の実績については、以下のとおりです。

○特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、東日本大震災からの復興の動きが続いているものの、前年に比べ気温が高めに推移したことによる暖房需要の減少や検針期間が短かったことなどから、対前年比９１．７％の実績となり、３カ月ぶりに前年実績を下回りました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比９１．４％の実績となりました。

○特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、需要回復の動きが続いているものの、前年に比べ気温が高めに推移したことによる暖房需要の減少などから、対前年比９７．９％の実績となり、３カ月ぶりに前年実績を下回りました。
　特定規模需要の合計では、対前年比９８．６％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

［参考］
○大口電力

　大口電力は、復興需要や一部業種で生産回復の動きが続いているものの、一部での生産減などから、対前年比９９．４％の実績となりました。

２．供給力について（表−２参照）

　２月の発受電電力量の合計は、７４億１，４００万ｋＷｈ、対前年比９６．０％の実績となり、２カ月連続で前年実績を下回りました。

（自社水力）
　出水率１００．６％となり、前年出水率を１．８％下回りましたが、新潟・福島豪雨により停止していた発電所の運転再開などにより、発電量は前年を６，１００万ｋＷｈ上回る４億９，８００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　運転状況の違いなどから、発電量は前年を４億７，２００万ｋＷｈ下回る５４億８００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　定期検査により、女川原子力発電所の全号機と東通原子力発電所１号機が運転を停止していることから、発電量はありませんでした。

（自社新エネルギー等）
　地熱発電所の蒸気量の増加などから、発電量は前年を６００万ｋＷｈ上回る７，８００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　他社火力の運転状況の違いなどから、他社受電合計では前年を９，５００万ｋＷｈ上回る２０億３，５００万ｋＷｈとなりました。

以上

    

    

• （表−１）平成２７年２月分の需要実績（PDFファイル/8KB）
• （表−２）平成２７年２月の供給力概要（PDFファイル/8KB）

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