１．電力需要について（表−１参照）

　９月分の販売電力量は、５９億１，０００万ｋＷｈ、対前年比９６．２％の実績となりました。東日本大震災からの復興の動きが続いているものの、前年に比べ気温が低めに推移したことによる冷房需要の減少などから、２カ月ぶりに前年実績を下回りました。
　用途別の実績については、以下のとおりです。

○特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、東日本大震災からの復興の動きが続いているものの、前年に比べ気温が低めに推移したことによる冷房需要の減少などから、対前年比９３．２％の実績となり、２カ月ぶりに前年実績を下回りました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比９２．８％の実績となりました。

○特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、需要回復の動きが続いているものの、前年に比べ気温が低めに推移したことによる冷房需要の減少などから、対前年比９５．１％の実績となり、４カ月ぶりに前年実績を下回りました。
　特定規模需要の合計では、対前年比９７．８％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

［参考］
○大口電力

　大口電力は、復興需要や生産回復の動きが続いているものの、一部での生産減や自家発の稼働影響などから、対前年比９９．８％の実績となり、２カ月連続で前年実績を下回りました。

２．供給力について（表−２参照）

　９月の発受電電力量の合計は、６２億５，０００万ｋＷｈ、対前年比９６．８％の実績となり、２カ月連続で前年実績を下回りました。

（自社水力）
　出水率は前年を３１．１％下回る７８．１％の渇水となったことから、発電量は前年を１億２，２００万ｋＷｈ下回る４億５，６００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　運転状況の違いなどから、発電量は前年を４億５，３００万ｋＷｈ下回る４２億６，５００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　定期検査により、女川原子力発電所の全号機と東通原子力発電所１号機が運転を停止していることから、発電量はありませんでした。

（自社新エネルギー等）
　地熱発電所の運転状況の違いなどから、発電量は前年を９００万ｋＷｈ上回る７，９００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　他社火力の運転状況の違いなどから、他社受電合計では前年を１億２００万ｋＷｈ上回る１８億７，６００万ｋＷｈとなりました。

以上

 

 

• （表−１）平成２６年９月分の需要実績（PDFファイル/7KB）
• （表−２）平成２６年９月の供給力概要（PDFファイル/35KB）

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