１．電力需要について（表−１参照）

　平成２３年度の販売電力量は、７５３億４００万ｋＷｈ、対前年比９１．１％の実績となり、東日本大震災の影響や節電にご協力いただいたことなどにより、前年実績を大幅に下回りました。
　なお、対前年比９１．１％につきましては、年間の販売電力量として過去最大の割れ幅となります。
　用途別の実績については、以下のとおりです。

○特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、東日本大震災の影響や節電にご協力いただいたことなどにより、対前年比９４．２％の実績となりました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比９４．１％の実績となりました。

○特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、東日本大震災の影響や節電にご協力いただいたことなどにより、対前年比８６．５％の実績となりました。
　特定規模需要の合計では、対前年比８９．３％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

[参考]
○大口電力

　大口電力は、東日本大震災の影響などにより、対前年比８９．９％の実績となりました。

２．供給力について（表−２参照）

　平成２３年度の発受電電力量の合計は、８２５億７，７００万ｋＷｈとなり、東日本大震災の影響などにより、対前年比９１．５％と前年実績を大幅に下回りました。
　なお、対前年比９１．５％につきましては、年間の発受電電力量として過去最大の割れ幅となります。

（自社水力）
　出水率９６．６％の渇水となりました。
　新潟・福島豪雨の影響により停止中の発電所があることや、前年との出水状況の違いなどから、発電量は前年を１８億６００万ｋＷｈ下回る６４億２，７００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　東日本大震災の影響により、停止した発電所の発電量を補うため、被災を免れた発電所が高稼働したことや、前年との運転状況の違いなどから、発電量は前年を８１億９，８００万ｋＷｈ上回る５１０億８，１００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　東日本大震災の影響および定期検査により、女川原子力発電所の全号機と東通原子力発電所１号機が停止していることから、発電量はありませんでした。

（自社新エネルギー等）
　地熱発電所の前年との運転状況の違いにより、発電量は前年を１億８，７００万ｋＷｈ上回る１０億３，８００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　東日本大震災の影響により、他社の発電所において停止しているプラントがあることや、前年との運転状況の違いなどから、他社受電合計では前年を２２億７００万ｋＷｈ下回る２０３億３，４００万ｋＷｈとなりました。

以上

• （表−１）平成２３年度の需要実績（PDFファイル/11KB）
• （表−２）平成２３年度の供給力概要（PDFファイル/12KB）

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