プレスリリース

3月分の電力需給実績について

平成23年 4月28日

1.電力需要について(表−1参照)

 3月分の販売電力量は、62億2,700万kWh、対前年比86.0%の実績となり、3月11日に発生した東日本大震災の影響などから、平成21年11月分以来、16カ月ぶりに前年実績を下回りました。
 これを用途別にみますと、以下のとおりです。

○特定規模需要以外の需要(自由化対象以外のお客さま)

 電灯は、オール電化住宅の増加などがあったものの、東日本大震災の影響などから、対前年比98.2%の実績となりました。
 特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比98.3%の実績となりました。

○特定規模需要(自由化対象のお客さま)

 業務用電力は、東日本大震災の影響などから対前年比85.5%と、前年を下回る実績となりました。
 特定規模需要の合計では、対前年比77.8%の実績となりました。
 なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

[参考]
○大口電力

 大口電力は、生産水準の回復などから底堅い動きを示しておりましたが、東日本大震災の影響により、対前年比69.9%の実績となり、平成21年11月分以来、16カ月ぶりに前年実績を下回りました。

2.供給力について(表−2参照)

 3月の発受電電力量の合計は、67億2,900万kWh、対前年比83.8%の実績となり、3月11日に発生した東日本大震災の影響などにより、平成21年11月以来、16ヵ月ぶりに前年実績を下回りました。なお、今回の対前年比83.8%につきましては、月間の発受電電力量としては過去最大の割れ幅となります。

(自社水力)
 出水率は77.4%の渇水となりました。
 前年との出水率の違いなどにより、発電量は、前年を2億1,800万kWh下回る5億8,800万kWhとなりました。

(自社火力)
 東日本大震災の影響により、停止した発電所の発電量を補うため、被災を免れた発電所が高稼働したことや、前年との運転状況の違いにより、発電量は前年を3億1,600万kWh上回る43億5,600万kWhとなりました。

(自社原子力)
 東日本大震災の影響により、女川原子力発電所の全号機が停止したことや、前年との運転状況の違いにより、発電量は前年を17億2,100万kWh下回る3億5,400万kWhとなりました。

(自社新エネルギー等)>
 地熱発電所の前年との運転状況の違いにより、発電量は前年を2,600万kWh下回る7,200万kWhとなりました。

(他社受電)
 東日本大震災の影響により、他社の発電所が停止したことや、前年との運転状況の違いなどから、他社受電合計では前年を7億1,500万kWh下回る12億2,700万kWhとなりました。

以上

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