１．電力需要について（表−１参照）

　３月分の販売電力量は、７４億２，７００万ｋＷｈ、対前年比１０３.９％の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

〇特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、オール電化住宅などの普及拡大から、対前年比１０３.０％の実績となりました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比１０３.５％の実績となりました。

〇特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、大型小売店舗の新増設などから、対前年比１０５.１％の実績となりました。
　特定規模需要の合計では、対前年比１０４.１％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

[参考]
〇大口電力

　大口電力は、「非鉄」を中心に生産が安定して推移していることなどから、対前年比１０３.４％の実績となり、４０カ月連続で前年実績を上回りました。

２．供給力について（表−２参照）

　３月の発受電電力量の合計は、７９億６，１００万ｋＷｈとなり、対前年比９８.３％、対計画比９９.７％の実績となりました。

（自社水力）
　電源地点の降水量は少なかったものの、気温が高めに推移し融雪出水が早まったことから、出水率９９.４％のほぼ平水となりました。発電量は、停止電力量の増加により、前年を５，８００万ｋＷｈ下回る６億８，４００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　原子力の発電量の増加などにより、発電量は前年を１２億２，５００万ｋＷｈ下回る４１億９，２００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　女川原子力発電所３号機および東通原子力発電所１号機の前年との運転状況の違いにより、発電量は前年を９億４，５００万ｋＷｈ上回る１８億６００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　他社発電所が定期検査などで停止していた日数の前年との違いなどから、他社受電合計では前年を４億４，１００万ｋＷｈ上回る２２億２，１００万ｋＷｈとなりました。

以上