１．電力需要について（表−１参照）

　８月分の販売電力量は、７１億６，１００万ｋＷｈ、対前年比１０２.７％の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

〇特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、７月の低気温による冷房需要減の影響はあったものの、オール電化住宅の普及により時間帯別電灯の契約口数が増加したことなどから、対前年比１００.８％の実績となりました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比９９.８％の実績となりました。

〇特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、郊外型店舗の新増設などから、対前年比１０３.６％の実績となりました。
　特定規模需要の合計では、対前年比１０４.２％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

[参考]
〇大口電力

　大口電力は、「機械」や「非鉄」業種の生産が安定して推移していることなどから、対前年比１０６.４％の実績となり、３３カ月連続で前年実績を上回りました。

２．供給力について（表−２参照）

　８月の発受電電力量の合計は、８１億１，８００万ｋＷｈとなり、対前年比１０１.８％、対計画比１０３.８％の実績となりました。

（自社水力）
　電源地点への降水量が少なかったことから、出水率９４.７％の渇水となりました。発電量は、自流式の発電量の減少などにより、前年を３，１００万ｋＷｈ下回る６億３，６００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　原子力の発電量の増加などにより、発電量は前年を４億６，３００万ｋＷｈ下回る４８億７００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　女川原子力発電所１、２号機の前年度との運転状況の違いにより、発電量は前年を１０億１，４００万ｋＷｈ上回る１８億３，３００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　火力・水力の受電量が増加したことなどにより、他社受電合計では前年を１億１，４００万ｋＷｈ上回る２１億３，７００万ｋＷｈとなりました。

以上