プレスリリース

11月定例社長記者会見概要

2018年11月29日

○原田社長からの説明事項

 本日もお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

 本日、私からは、「くらしのトータルサービスの展開」について、ご説明いたします。


〇「くらしのトータルサービス」の展開について

 当社は、お客さまの多様なニーズにお応えし、お客さまのより豊かで快適なくらしや、安全・安心なくらしの実現をサポートするため、くらしのトータルサービス「より、そう、ちから。+ONe(プラスワン)」を展開することといたしました。


 くらしのトータルサービスの展開に至った背景や目的、具体的なサービス内容について、ご説明いたします。


 2016年4月に電力小売全面自由化がスタートして以降、当社は、コーポレートスローガン「より、そう、ちから。」のもと、お客さま一人ひとりのライフスタイルやニーズに“より沿う”様々な料金プランのご提供や会員制Webサービス「よりそうeねっと」の充実に努めてきております。

 その結果、新たな料金プランのお申し込みが堅調に推移するとともに、「よりそうeねっと」の会員登録数についても、約50万会員に到達するなど、着実に成果が表れており、競争が進展する中でも一定の手ごたえを感じているところです。


 一方、小売全面自由化から2年半あまりが経過する中で、当社がフランチャイズとする東北6県と新潟県においても、共働き世帯の増加や少子高齢化の加速、IoT・AIといった情報技術の進展など、当社の事業に影響を及ぼす可能性のある大きな変化が生じております。

 このような社会構造の変化や技術革新に伴い、お客さまのライフスタイルはさらに多様化が進み、当社がご提供するサービスについても、「電気」を中心とした従来のサービスにとどまらない、「くらし」を幅広くサポートするサービスが求められるようになってきております。

 また、来年11月からは、国の再生可能エネルギー固定価格買取制度「FIT」による買取期間が順次満了を迎えることから、太陽光発電設備の利活用の方法などについても、お客さまの関心がさらに高まっていくものと考えております。


 当社の商品である「電気」は、もともとお客さまの「くらし」と密接な関係にあります。したがって、多様化するお客さまのニーズやご期待にお応えし、これからも当社をお選びいただくためには、「電気」を中心としたサービスをさらに充実させることはもとより、お客さまの「くらし」そのものをサポートするサービスについても積極的に進めていく必要があります。

 こうした考えのもと、このたび、くらしのトータルサービス「より、そう、ちから。+ONe」を展開することにしたものです。


 「より、そう、ちから。+ONe」の概要について、ご説明いたします。

 全体のサービスイメージを家の形で表現しておりますが、サービスのラインナップとしては、当社がこれまでもご提供している、「料金プラン・Webサービス」に加えて、新たなサービスとして、「くらしサポート〜マカプゥコンシェルジュ〜」と「家庭用太陽光発電向けサービス〜ツナガルでんき〜」をご用意しております。

 「より、そう、ちから。+ONe」は、これらご家庭向けサービスの総称であり、お客さまの「より便利で快適なくらし」「より安全で安心なくらし」を可能にする「プラスワン」のご提案やサービスを、継続してお届けしていくという当社の強い思いを込めているものです。


 「電気料金プラン・Webサービス」については、先月に、「よりそうeねっとのスマートフォンアプリ」や「スマートフォンアプリを活用した電気料金のキャッシュレス決済サービス」、「東北6県と新潟県の地域情報をご紹介するWebサービスななび」のご提供を開始するなど、順次サービスの拡充を図っているところです。

 また、来月からは、除雪や排雪にお困りのお客さまが多くいらっしゃる東北・新潟の地域特性を踏まえ、融雪設備をお持ちのお客さまを対象とした新料金プラン「くらし楽らくスノープラン」をご提供することとしております。


 次に「くらしサポート」についてご説明いたします。本サービスについては、当社のマスコットキャラクターであるマカプゥをサービスのご案内役として、「マカプゥコンシェルジュ」の愛称のもと、サービスを展開してまいります。

 具体的には、本日より、GPSを活用したお子さまの居場所確認サービス「よりそう ここっち GPS BoT(ボット)」を開始し、サービスの開始を記念したキャンペーンを実施しているところです。


 また、来年1月には、当社のWebサービス「よりそうeねっと」会員の1割に相当する約5万人の皆さまを対象に、24時間365日対応の電話健康相談サービス「よりそう きくっち」の試行実施も予定しているところです。

 このほか、従来当社が行ってきている電化提案についても、くらしのお役に立てるサービスとして、引き続き展開してまいります。あわせて、新たなサービスの開発についても、現在実証を進めている「よりそうスマートプロジェクト」などを活用しながら、鋭意取り組んでいくこととしております。


 最後に、「家庭用太陽光発電向けサービス〜ツナガルでんき〜」について、ご説明いたします。

 本サービスは、固定価格買取制度の買取期間満了を迎えた住宅用太陽光発電設備をお持ちのお客さまのニーズにお応えするとともに、再生可能エネルギーの最大限の活用をお手伝いするものです。

 ご家庭で生み出される電気と当社が「ツナガル」、電気を無駄なく活かして、安心・快適なくらしに「ツナゲル」、ご家庭や地域ごとに生み出される電気を、地域社会全体として上手に活用できるよう、当社が「ツナゲル」という意味を込めて、サービス名を「ツナガルでんき」とし、多様なサービスをご提供することとしております。

 具体的には、来年11月のサービス開始時点において、3つのサービスをご用意することとしております。

 まず一つは、太陽光発電でつくられた電気のうち、ご家庭で使いきれなかった分を当社が「買取するサービス」です。

 二つ目は、太陽光で発電した電気をご家庭で全てお使いになりたいお客さま向けに、当社とメーカーなどが連携し、「蓄電池やエコキュートなどの設置をご提案するサービス」です。

 さらに三つ目は、ご家庭で消費しきれなかった太陽光発電による電気を、当社が「一時お預かりし、必要な時にお返しするサービス」です。

 また、将来的には、地域に分散して存在する電源をIoTなどの情報技術を用いて遠隔制御し、集約することで、あたかも一つの発電所のように機能させるバーチャルパワープラントの対象設備として活用することも検討しております。

 なお、申し込み手続きも含め、サービスの詳細については、来年6月頃に改めて、お知らせしたいと考えております。


 以上が、くらしのトータルサービス「より、そう、ちから。+ONe」の概要となります。


 最後になりますが、今後、当社を取り巻く事業環境はさらに変化していくことが予想されます。

 当社としましては、こうした変化をさらなる成長のチャンスととらえ、新しいサービスや付加価値をお客さまにお届けし、「より、そう、ちから。」を具体的な形としてお示ししていくことで、お客さまのご期待にしっかりと応えてまいります。


 本日、私からは以上です。


以上

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