プレスリリース

6月定例社長記者会見概要

平成29年 6月28日

〇原田社長からの説明事項
 本日もお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

 本日、私からは、「第93回定時株主総会の開催結果」について、ご説明いたします。

 

○第93回定時株主総会の開催結果について
 それでは、本日10時より開催いたしました、株主総会の結果につきまして、ご説明いたします。

 

 今回の株主総会では、会社提案といたしまして、第1号議案の「剰余金の処分」、それから第2号議案として「取締役15名の選任」の2つの議案をお諮りし、株主の皆さまから、それぞれ原案のとおり、ご承認をいただきました。
 一方、一部の株主さまからは、いずれも定款の一部変更に関するご提案といたしまして、「原子力発電からの撤退と再生可能エネルギーの推進」や「女川原子力発電所の廃止」、それから「核燃料サイクル事業からの撤退」や「使用済核燃料の管理責任」について、提案がございました。
 また、「再生可能エネルギー電源の優先的な接続」に関する提案がございました。
 
 ご提案の内容は、株主総会の招集通知に記載のとおりでありますので、詳細は割愛させていただきますが、当社といたしましては、
・原子力発電は、エネルギー資源に乏しいわが国においては、安全確保を大前提に、安定供給、経済効率性、環境適合の観点から、重要なベースロード電源として位置付けられていること。
・また、当社は原子力発電を引き続き活用しながら、火力や再生可能エネルギーなど、それぞれの電源が持つ特性を十分に踏まえた上で、バランスよく組み合わせていくことが重要と考えていること。
・原子燃料サイクルについては、ウラン資源の有効利用や高レベル放射性廃棄物の減容化などの観点から、極めて重要であること。
・そして、使用済燃料は、原子力発電所や日本原燃株式会社の再処理工場において、しっかりと貯蔵・管理されていること。
などを理由に、それぞれ反対意見を申し上げました。

 

 また、再生可能エネルギー電源の優先的な接続につきましても、
・電源種別による優先的な接続は認められておらず、全ての電源を公平に取り扱うこととしていること。
などを理由に、反対意見を申し上げました。 

 

 この結果、大多数の株主の皆さまから、当社の意見をご支持いただき、株主提案の5議案につきましては、全て否決されております。


 以上が、今回の株主総会で付議されました、議案の採択結果であります。

 

 今回の株主総会では、付議された議案以外にも、株主の皆さまから多くのご発言をいただきました。
 当社といたしましては、頂戴した貴重なご意見を事業運営に活かしながら、引き続き、経営課題に的確に対応してまいりたいと考えております。

 

 なお、役員人事につきましては、株主総会終了後に開催しました取締役会において、正式に決定しております。

 

 本日、私からは以上です。

 

以上

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