プレスリリース

株式会社フジクラの不適切な行為に関する当社原子力発電所における調査結果について

2019年 3月 5日

 当社は、株式会社フジクラ(以下、「フジクラ」という)の不適切な行為を踏まえ、当社原子力発電所(女川および東通原子力発電所)における不適切な行為が行われた製品の使用状況や設備への影響について調査してまいりました。

 調査の結果、当社は、不適切な行為が行われた製品が、当社原子力発電所において使用されていることを確認しましたが、フジクラにおけるこれまでの製造実績や検査記録、当社による性能確認などにより、いずれの製品も性能・品質に問題はなく、当社原子力発電所の安全性に影響はないことを確認いたしました。


 具体的な調査結果は、以下のとおりです。


【調査結果】

 不適切な行為が行われた製品およびその使用状況は、以下のとおりです。

発電所

不適切な行為が行われた製品

用 途

女川
および
東通

難燃電力ケーブル
難燃制御・計装ケーブル 

発電所内の各種電源からモーターやポンプなどへの送電用ケーブルおよび発電所内の各種制御装置等から各種設備・機器へ電気信号を送るための伝送用ケーブルとして使用

光ケーブル 

発電所内の各種測定データを伝送するための光通信ケーブルとして使用

コントロール銅管の被覆

発電所内の各機器を制御するための空気作動弁などへ圧縮した空気を送るための銅管の被覆として使用


 以上


[参考]株式会社フジクラの不適切な行為の概要

 株式会社フジクラおよびグループ会社の製品の一部(送配電用電線、産業用電線、通信用ケーブル等)について、検査項目の未実施、頻度不足等、品質管理に係る不適切な行為が行われていたもの。

 なお、不適切な行為の事案の内容は以下のとおり。

 ・材料試験の未実施

 ・他の試験を終えた試料で耐放射線試験を実施すべきところ、別の試料で実施

 ・出荷時の試験成績書へ、実際とは異なる値または未実施の試験結果を記載 等

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