プレスリリース

東北エネルギーサービス株式会社の完全子会社化について〜法人のお客さまへのトータルエネルギーソリューションの強化に向けて〜

平成29年 3月21日

 当社は、トータルエネルギーソリューションのさらなる強化のため、当社グループ企業である東北エネルギーサービス株式会社(本社:仙台市青葉区、取締役社長:伊藤 裕、以下「東北ESCO」)の全株式を取得することとし、本日、株式会社ユアテックなど当社以外の株主との株式譲渡契約を締結いたしました。今後、平成29年4月3日を目途に完全子会社化する予定です。

 

 東北ESCOは、法人のお客さまの省エネルギーに関するコンサルティングや、エネルギー設備の設置・運営等のソリューションサービスを主たる事業としており、これまで、お客さまのエネルギー使用状況等にもとづくエネルギーの利用効率向上に向けた運用改善・設備導入の提案や、空調設備・受変電設備等の設計・調達・運用などをワンストップで対応しております。

 

 一方、当社は、お客さまのエネルギーコストの削減ニーズや環境意識の高まりにお応えし、さらなる省エネルギー・省コストを実現するため、IoTやAI※1を活用した『エグゼムズ』など、エネルギーマネジメントシステム(EMS)※2を開発、提供しているところです。

 

 今回の完全子会社化により、当社が提供するエネルギー(電気・ガス)と東北ESCOによるEMS・設備受託サービス等を組み合わせたトータルエネルギーソリューションの強化が図られることから、お客さまの様々なエネルギー利用形態に合わせ、より迅速かつ的確なご提案が可能になるものと考えております。

 

 当社は、コーポレートスローガン「より、そう、ちから。」のもと、東北ESCOと一体となって、引き続き地域のお客さまに“より沿う”サービスの充実に努めてまいります。
 
■東北ESCOの概要

(1)事業内容

エネルギー効率向上等に関するコンサルティング、設計、施工、販売、メンテナンスならびに賃貸借事業(EMS、エネルギー設備受託サービス等)

(2)設立年月日

平成12年12月20日

(3)所在地

仙台市青葉区大町2丁目2‐25

(4)代表者

取締役社長 伊藤 裕

(5)資本金

7億4千5百万円

(6)従業員数

36人(平成29年3月1日現在)

(7)主要株主および出資比率

 東北電力株式会社(86.1%)
 株式会社ユアテック(5.4%)
 東北発電工業株式会社(4.2%)
 三菱電機株式会社(3.1%)
(ほか4社)


※1 「IoT、AI」
・IoT
モノのインターネット。各々の設備機器にセンサーを取り付けて温度、湿度、加速度、照度、振動などを計測・判別し、その情報をインターネットを通じて遠隔かつリアルタイムで取得する技術のこと。
・AI
人間の知的活動をコンピュータ等によって実現させようという試み、あるいはそのための技術のこと。

 

※2 エネルギーマネジメントシステム(EMS)

・ ビルや工場などエネルギーの使用状況を見える化し、収集データなどにもとづくエネルギー使用の最適化を図るシステム。
・「エグゼムズ(exEMS)」は、「experience Energy Management Systems」の略称であり、当社が開発したEMSである。本システムの特徴の一つである「節電行動支援機能(トライアルモニタ)」は、ビジネスモデル特許取得に向け、出願中。
【節電行動支援機能(トライアルモニタ)】
お客さまが実施した様々な節電方法とその節電量を登録。デマンド(kW)警報時、登録された節電方法の中から、最適な節電方法を選択し、迅速かつ正確な節電につなげることが可能。

 

以上

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