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霜取り運転時の加熱性能を強化した空冷ヒートポンプ熱源機の開発について〜世界最大級の大容量ロータリー圧縮機と低外気温時の新制御により実現〜平成28年 9月29日 東芝キヤリア株式会社
東芝キヤリア株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:近藤 弘和、以下「東芝キヤリア」)と東北電力株式会社(本社:宮城県仙台市、取締役社長:原田 宏哉、以下「東北電力」)は、霜取り運転時の加熱性能を強化した空冷ヒートポンプ熱源機を共同開発し、平成29年3月より、東芝キヤリアにて販売を開始する予定です。
比較的大規模な工場や病院、商業施設等で空調設備として多く採用されている空冷ヒートポンプ熱源機は、低外気温時の霜取り(デフロスト)運転※1における加熱性能の低下が課題となっており、東北6県と新潟県のお客さまより、加熱性能の強化が望まれておりました。 このため、両社では、お客さまのニーズにお応えするため、ヒートポンプシステムの更なる普及拡大を目的に、霜取り運転時の加熱性能を強化した空冷ヒートポンプ熱源機を共同で開発したものです。
新型機は、世界最大級となる大容量DCインバータロータリー圧縮機※2をモジュール式熱源機として初めて搭載し、加熱能力が60馬力となります(従来機種は最大50馬力)。
これまでのところ、当初計画どおり、運用面での高い信頼性等も確認できております。
以上
※1 低外気温下の加熱運転時においては、熱源機の空気熱交換器に外気中の水分が霜として付着することから、霜の付着による空気熱交換器の加熱性能低下を防ぐため、その霜を溶かす運転。 (平成28年9月29日現在、東芝キヤリア調べ)
図1:霜取り運転時における従来機種と新型機の性能比較のイメージ
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