プレスリリース

大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業「南相馬変電所蓄電池システム」の着工について

平成27年 5月29日

 当社は、地元電力会社として、再生可能エネルギーの推進を復興の大きな柱と位置付けている福島県の復興に資する取り組みとなるよう、南相馬変電所(所在地:福島県南相馬市小高区)に出力4万kW、容量4万kWhの蓄電池を設置することとしておりますが、機器の据付工事について、本日着工いたしました。

 

 本実証事業は、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会の公募案件「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」に採択されたものです。具体的には、気象条件で出力が変動する再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力供給が需要を上回るおそれが生じる場合には蓄電池で余剰電力を吸収し、逆に需要が高まる時間帯には蓄電池から放電する運用を行うことで、蓄電池による再生可能エネルギーの導入拡大効果等を検証する取り組みとなります。

(平成27年4月22日お知らせ済み)

 

 今後、南相馬変電所構内に、蓄電池設備(コンテナ収納)やPCS(パワーコンディショナ)等で構成される蓄電池システムの設置工事を進めてまいります。あわせて、蓄電池システムに出力調整指令を送信する機能を、当社中央給電指令所システムに追加する工事も行います。これら全ての工事の完了と試運転を経て、平成28年2月末の運転開始を予定しております。

 

 当社といたしましては、安全を最優先に工事を進めるとともに、本実証事業を通じて、福島県内における再生可能エネルギーの導入拡大を支援し、引き続き、地元電力会社として福島の復興に貢献できるよう取り組んでまいります。

 

 本実証事業の概要については、別紙のとおりです。

 

以上

 

※PCS(パワーコンディショナ)

 蓄電池の直流電力を交流電力に変換し、充放電量を制御する装置

 

 

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