トップページ > プレスリリース2015年分 > プレスリリース詳細 |
八戸火力発電所5号機 燃料転換に関わる試運転(発電開始)について平成27年 3月13日 当社八戸火力発電所5号機(青森県八戸市)は、軽油からLNGへの燃料転換を行い、本日、試運転による発電を開始いたしました。
同5号機は、東日本大震災により太平洋側に立地する火力発電所が甚大な被害を受けたことを踏まえ、早期に供給力を確保するために、シンプルサイクル方式(燃料:軽油、出力:27.4万キロワット)のガスタービン発電設備を採用し、平成24年7月に営業運転を開始いたしました。 その後、環境負荷を低減する観点から、排熱回収ボイラー、蒸気タービンおよび発電機等を追加設置し、コンバインドサイクル方式(燃料:軽油、出力:39.4万キロワット)として平成26年8月に営業運転を開始いたしました。
また、同5号機は、さらなる環境負荷低減および経済性向上を目指し、燃料を軽油からLNGへ転換するための工事を平成25年10月から開始しました。これまでにJX日鉱日石エネルギー株式会社(以下、JX)の八戸LNGターミナルよりLNGの供給を受けるための「燃料ガス配管」の敷設や、ガスタービンに送るLNGを予め加熱する「燃料ガス加熱器」の設置等を行ってまいりました。 このたびの燃料転換により、出力は39.4万キロワットから41.6万キロワットに、発電効率を示す熱効率は49パーセントから約55パーセントに上昇し、発電電力量あたりの二酸化炭素排出量の削減などができる見通しです。
当社といたしましては、平成27年7月のLNGによる営業運転に向けて、引き続き、安全確保を最優先に試運転における各種試験を着実に進めてまいります。
八戸火力発電所5号機の概要は別紙のとおりです。
以上
|