プレスリリース

「空輸対応型低圧応急用電源車」の導入について〜陸上自衛隊大型ヘリコプターに積載して空輸可能な電源車を開発〜

平成26年10月31日

 当社はこのほど、大規模自然災害による孤立地区や離島での電源確保を目的に、陸上自衛隊所有の大型ヘリコプター(以下、「CH47」という)の内部に積載して空輸可能な「空輸対応型低圧応急用電源車〔愛称:灯 (ともす)〕」を国内の電力会社として初めて開発し、長岡営業所および仙台南営業所に先行導入いたしました。

 

 当社は、大規模災害発生時の早期復旧に向けて、設備対策や復旧対応体制の整備・充実などに継続して取り組んでおり、特に近年は大規模な自然災害が頻発していることから、これらを教訓としたさらなる災害対応力の強化に努めております。

 地震や集中豪雨に伴う大規模な地盤崩落等が発生した場合、道路が寸断され、陸路での作業員や資機材、電源車の運搬が困難となり、停電の復旧に長時間を要することとなります。

 このため、当社は孤立地区や離島に空輸可能な電源車の開発について、空輸方法や開発コスト等、様々な観点から検討を進めてまいりました。こうした中、当社は災害発生時の連携に関する協定を陸上自衛隊東北方面隊ならびに東部方面隊と締結したことを踏まえ、CH47の内部に積載して空輸することができる「灯(ともす)」を開発・導入することとしたものです。これにより、さらに安全で機動的に、孤立地区や離島における避難所や防災拠点等に電源を確保することが可能となります。

 

 当社といたしましては、引き続き、コストダウンを図りつつ災害への対応力を強化し、お客さまサービスの一層の向上に努めてまいりたいと考えております。

 

 なお、「灯(ともす)」の概要は別紙のとおりです。 

以上

 

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