当社飯野発電所(出力230キロワット、福島県福島市)が、本日、営業運転を開始いたしました。
飯野発電所は既設の蓬莱ダムの右岸に位置し、これまで蓬莱ダムから放流していた河川維持流量※を発電エネルギーとして有効利用するために建設した水力発電所であり、当社として初めての事例となります。
飯野発電所の特徴点として、年間を通して一定量の放流が求められる河川維持流量を利用して発電するため、他の水力発電所に比べて高い設備利用率となることが挙げられます。
また、建設工事においては、既設の蓬莱発電所の取水設備を有効利用して必要最小限の工事としたほか、構造がシンプルで現地での組み立てが簡易なユニット型水車発電機を当社として初めて採用し、工期の短縮およびコスト低減を図りました。
当社といたしましては、引き続き、電力の安定供給と低炭素社会の実現に努めてまいります。
飯野発電所の概要は、別紙のとおりです。
以上
※ 河川維持流量
・ダム下流における景観・動植物の保護、流水の清潔保持等に必要な流量のこと。
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