プレスリリース

八戸火力発電所5号機の燃料転換に関わる本格工事開始について

平成25年10月 1日

 当社は、本日、八戸火力発電所5号機(燃料:軽油、出力:27.4万キロワット、運転開始:平成24年7月)の燃料転換に関わる本格工事を開始いたしました。

 

 同発電所5号機は、東日本大震災により太平洋側にある火力発電所が甚大な被害を受けたことを踏まえ、早期に供給力を確保するため、軽油を燃料とし、ガスタービンと発電機により構成されるシンプルサイクル方式を採用しておりました。

 その後、環境負荷を低減させる観点から、排熱回収ボイラ、蒸気タービンおよび発電機を追加設置し、高効率コンバインドサイクル発電設備とすることで恒久的に使用できる電源とすることとし、平成26年8月の営業運転開始に向けて、現在、工事を進めております。

 さらに平成27年7月より、さらなる環境負荷の低減および経済性向上の観点から、コンバインドサイクル化後に使用する主燃料を軽油から天然ガス(LNG)に転換することとしており、これにより出力が39.4万キロワットから41.6万キロワットに、熱効率も約48パーセントから約55パーセントに上昇いたします。

 

 同発電所5号機で使用する天然ガスは、現在、青森県八戸市内に建設中の八戸LNG ターミナル(JX日鉱日石エネルギー株式会社)より供給を受けることとしております。

 このため、当社は同発電所敷地境界付近に接続箇所を設け、ガスタービンまでの間を結ぶ「燃料ガス配管」の敷設や、ガスタービンに送る天然ガスを加熱する「燃料ガス加熱器」の設置等を行うこととしており、このたび、ガス配管や機器等の基礎工事を開始いたしました。今後、平成26年5月から機器据付・配管敷設を実施する予定としており、平成27年7月の営業運転開始を目指してまいります。

 

 当社といたしましては、引き続き、安全確保を最優先に、低騒音・低振動工法を採用するなど環境保全に努めながら、コンバインドサイクル化工事ならびに燃料転換工事を進めてまいります。

 八戸火力発電所5号機の燃料転換の概要は、別紙のとおりです。

以 上

 

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