プレスリリース

豊実発電所の営業運転再開について〜当社初となる水力発電所の大規模改修工事が完了〜

平成25年 9月18日

 当社豊実発電所(新潟県東蒲原郡阿賀町、最大出力61,800キロワット)は、本日、当社の水力発電所として初めてとなる大規模改修工事を終え、営業運転を再開いたしました。

 

 豊実発電所は、新潟県東蒲原郡阿賀町を流れる阿賀野川左岸に設置されたダム式の水力発電所で、昭和4年12月に営業運転を開始して以来、電力の安定供給の一翼を担ってまいりました。その後、運転開始から約80年が経過し、高経年化が進行してきたことから、継続して水資源を有効活用するため、平成20年から改修工事を進めてまいりました。

 

 今回の改修工事では、水車発電機を6台から2台に見直すとともに、高効率の立軸バルブ水車を採用することにより、使用水量を変えることなく、改修前の最大出力(56,400キロワット)と比べ、出力を約10%増加させております。

 また、ダムや取水口等の健全な設備は極力再利用するとともに、既設設備の取り壊しによって発生した解体コンクリート(約2.7万m3)の約80%を再生コンクリートの骨材他に再利用して廃棄物の発生を抑制する等、環境影響の低減に最大限配慮いたしました。

 

 この他、鹿瀬発電所(新潟県東蒲原郡阿賀町、最大出力49,500キロワット)においても同様の大規模改修工事を実施しており、平成29年3月の営業運転再開を目指しております。

 

 当社といたしましては、引き続き、電力の安定供給と低炭素社会の実現に努めてまいります。

以 上

 

「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」印刷用PDF

←← 東北電力トップページ ← 元のページへ戻る