プレスリリース

ウズベキスタン共和国におけるNEDO省エネモデル事業に係る高効率ガスタービン・コジェネレーション設備の完成について〜最新鋭の設備と技術支援により省エネルギーに貢献〜

平成25年 8月26日

 当社は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)からの受託事業として、ウズベキスタン共和国(以下、ウズベキスタン)において、「省エネモデル事業」を実施しております。同国において、わが国が「省エネモデル事業」を実施するのは本件が初めてとなります。(平成21年9月30日お知らせ済み)

 

 このたび、現地の高効率ガスタービン・コジェネレーション設備の試運転が完了したことから、8月23日に竣工式が開催されました。

 

 この「省エネモデル事業」は、日本において既に実用化されている省エネルギーにかかわる技術を、開発途上国の設備に導入し、実証運転を通してその技術を定着、普及させることを目的に、NEDOが実施しているものです。

 

 今回の省エネモデル事業では、首都タシケント市内にあるタシケント熱電併給所において、新たにガスタービン(出力:27,000kW)と排熱回収ボイラで構成する最新鋭の高効率ガスタービン・コジェネレーション設備を導入しました。

 

 平成21年7月にNEDOとウズベキスタン政府との間で本事業の基本協定書が締結され事業が開始されて以降、当社は、NEDO受託事業として、本事業を進めており、これまで蓄積してきたガスタービン発電に関するノウハウを生かし、機器の設計・製作・輸送を行うとともに、ウズベキスタン側が実施する建設工事や試運転に対して技術指導を行ってきました。

 

 今後、実証運転により、高効率ガスタービンを用いたコジェネレーションシステムの導入による熱効率の向上、省エネルギー効果が確認されることとなります。

 

 本事業は平成26年2月で終了する予定であり、実証事業終了後は、ウズベキスタン政府等と協力して、同国内へ省エネルギー技術を普及させるため、啓蒙活動や技術的な指導等に努めていきたいと考えております。

 

 なお、当社にとって本事業は、カザフスタン共和国で実施した同様の事業に続き、海外における火力発電設備建設に携わる2件目のプロジェクトとなりますが、今後とも、これまで当社が国内で長年培ってきた電気事業運営のノウハウ、技術、人材を有効活用し、収益性を確保しつつ、地球環境問題へ貢献していきたいと考えております。

 

以 上 

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