プレスリリース

八戸火力発電所5号機の営業運転開始について

平成24年 7月 2日

 当社八戸火力発電所5号機(青森県八戸市、出力27.4万kW)は、平成24年6月22日より試運転による発電を開始し、各種試験を実施しておりましたが、本日、営業運転を開始いたしました。

 

 当社は、東日本大震災により甚大な設備被害を受けた、太平洋側に立地する火力発電所の復旧作業を鋭意進めるとともに、短期間で設置可能な電源の新設に取り組んでおり、シンプルサイクルガスタービン発電設備を採用して、八戸火力発電所構内に建設を進めてきたものであります。

 

 今回の新設工事においては、工事の最盛期が厳冬期と重なったことから、吹雪、積雪の中での作業となりましたが、現場の創意工夫を結集し、無事故無災害で工事を進めることができました。また、1日も早い運転開始を目指し、昼夜問わず工事を  進めながら工程短縮に努めるとともに、国、関係自治体および地域の皆様のご理解とご協力により、本日営業運転開始を迎えることができたものであります。

 

 このたびの八戸火力発電所5号機の営業運転開始により、震災以降に工事を開始した5基の緊急設置電源は、全て営業運転を開始いたしました。

 

 今後、発電所の安定運転に万全を期すとともに、引き続き、電力の安定供給へ向けた最大限の努力を尽くしてまいります。

 

 なお、八戸火力発電所5号機については、シンプルサイクル方式で運転を開始した後、環境負荷の低減等の観点から、排熱回収ボイラ、蒸気タービンおよび発電機を追加設置し、高効率コンバインドサイクル発電設備とすることで、恒久的に使用できる電源とする予定です。

 本工事については、本年6月1日より工事を開始しており、平成26年8月の営業運転開始を目指し、工事を進めております。

 

 

<八戸火力発電所第5号機の概要>

〇所在地       青森県八戸市大字河原木字宇兵工河原1−1

〇出力      27.4万kW

○燃料種別     軽油

 

項目

単位

シンプルサイクル

ガスタービン

発電設備

コンバインド

サイクル発電設備

原動力の種類

ガスタービン

ガスタービン及び

蒸気タービン

燃料

軽油

軽油[ガス]

出力

万kW

27.4

39.4[41.6]

熱効率

(低位発熱量基準)

約33

約48[約55]

発電開始

平成24年6月22日

平成26年3月(予定)

運転開始

平成24年7月2日

平成26年8月(予定)

※出力は気温−5℃の値、[ ]内はガスを燃料とした場合の計画値

 

                       

以 上

 

「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」印刷用PDF

←← 東北電力トップページ ← 元のページへ戻る