当社は、地域社会と一体となった環境活動の実施を通じて、社員一人ひとりが環境問題に対する意識を高めるとともに、地域社会における環境保全の取り組みへの貢献を目指しております。
　こうした中、当社では、例年６月を「東北電力グループ環境月間」と位置づけ、期間中、その取り組みを強化しております。今年度においては、企業グループ各社とともに、「節電・省エネ」への取り組み等の従来の活動に加え、「エネルギー・環境問題」に対する理解活動を積極的に展開していくこととしております。
　当社は、今後とも社員一人ひとりが環境問題に対する意識を高め、企業グループ各社とともに、環境活動に積極的に取り組んでまいります。
　なお、環境月間を中心とした今年度の主な活動は以下のとおりです。

１．「緑のカーテン運動」の展開
　自然の力を利用した夏場の省エネ対策として注目されている「緑のカーテン^※１」を当社管内に広める運動を展開しております。
　当社ホームページ等を通じて、お客さまに参加を呼びかけた結果、２，７５８件のお申し込みをいただいております。（５月２５日現在）
　また、当社ホームページ上の「東北電力栽培ブログ」において、地域の皆さまと一緒に取り組ませていただいた「緑のカーテン」に関連した活動の様子や、当社事業所（９３事業所が参加）における「緑のカーテン」の栽培状況等を随時紹介します。

２．クールビズ等、節電に向けた取り組みの強化
　クールビズ（オフィスにおける空調の省エネ運転のための夏期軽装運動）や日中の執務室等の原則全消灯、ＯＡ機器等の効率的利用等、節電に向けた取り組みを強化します。
　なお、企業グループ各社では、夏場の７月から９月までの間、昨年と同様、オフィスビルにおける使用電力３０％削減（平成２２年度同月実績比）を目標として使用電力の大幅な抑制に取り組みます。

３．各事業所における環境活動の実施
　企業グループの各事業所は、環境月間を中心として、地域の方々とともに清掃活動や植栽・植樹活動等の環境保全活動を実施します。また、エネルギー出前講座等のエネルギー・環境問題に関する理解活動を実施します。

４．企業グループ社員を対象とした環境講演会^※２の実施
　エネルギー・環境問題や放射線に関する理解活動の一助とするため、企業グループ社員を対象として、毎日新聞社 生活報道部編集委員 小島 正美氏を講師にお迎えし、正しい情報に基づくリスクコミュニケーションのあり方等についてお話しいただきます。
・開催日時：平成２４年６月６日（水）　１５時から
・開催場所：東北電力本店ビル
・講　　 師：小島 正美 氏（毎日新聞社 生活報道部編集委員）
・演　　 題：「放射能リスクの正しい伝え方」

５．「ｅｃｏオフィス」活動の継続展開と良好事例の推奨
　当社では、オフィスの省エネ・省資源活動等、社員一人ひとりが環境問題に対する意識を高め、率先して環境負荷低減の取り組みを進める「ｅｃｏオフィス」活動を各事業所で展開しております。環境月間の取り組みの一環として、活動の成果を社内公募し、他事業所の参考となる活動に取り組んだ事業所は「ｅｃｏオフィスプラス」として認定し、その活動事例について広く推奨してまいります。

６．当社ホームページへの「電気の環境ワン！ダフル」の続編の掲載開始
　昨年より掲載を開始し、たくさんのお客さまにご覧いただいているアニメーション形式のデジタルコンテンツ「電気の環境ワン！ダフル^※３」の続編を６月下旬よりホームページ上に掲載し、再生可能エネルギーをはじめ「エネルギー・環境問題」について分かりやすく説明します。

７．「電気ご使用量のお知らせ」を利用した省エネ・省ＣＯ２に関する情報提供
　お客さまが省エネ・省ＣＯ２に取り組むための参考情報として、お客さまに毎月お届けしている「電気ご使用量のお知らせ（６月分）」の裏面に「環境家計簿」を掲載し、電気やガス、ガソリン等のエネルギー消費によって発生するご家庭のＣＯ２排出量を「見える化」します。

以上

※１　「緑のカーテン」とは、ゴーヤ、アサガオ、ヘチマ等のツル性植物を建築物の窓の外に這わせるように生育させることにより、建築物の夏場の温度上昇抑制を図る省エネルギー手法です。

※２　「環境講演会」は、当日のご取材が可能です。ご取材いただける場合には、あらかじめ広報・地域交流部までお知らせください。

※３　「電気の環境ワン！ダフル」は、好奇心旺盛な２匹の犬のキャラクターが、電気・環境に関する様々な疑問を解決していくストーリーのホームページコンテンツです。

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