当社は、地域社会と一体となった環境活動の実施を通じて、社員一人ひとりが環境問題に対する意識を高めるとともに、地域社会における環境保全の取り組みへの貢献を目指しております。
こうした中、当社では、例年6月を「東北電力グループ環境月間」と位置づけ、期間中、その取り組みを強化しております。今年度においては、企業グループ全体で実施している「夏期節電対策」を踏まえ、これまでの活動に加え、節電・省エネに資する活動を展開していくこととしております。
当社は、今後とも社員一人ひとりが環境問題に対する意識を高め、企業グループ各社とともに、環境活動に積極的に取り組んでまいります。
なお、環境月間を中心とした今年度の主な活動は以下のとおりです。
1.「緑のカーテン運動」の展開
自然の力を利用した夏場の省エネ対策として注目されている「緑のカーテン※1」を当社管内に広める運動を昨年度に引き続き展開します。
当社ホームページを通じて、お客さまに参加を呼びかけた結果、昨年の約13倍となる3,629件のお申し込みをいただきました。(募集期間:4月11日から5月23日)
また、本店を含む当社事業所(74事業所)においても「緑のカーテン」を栽培し、本店ビルでの植物の生長の様子等をホームページ上で随時紹介してまいります。
2.クールビズ(夏期軽装運動)など節電に向けた取り組みの強化
オフィスにおける空調の省エネ運転やクールビズ(夏期軽装運動)など、節電に向けた取り組みを強化します。クールビズについては、企業グループ全体での取り組みとして、開始時期を例年よりも1ヵ月早め、実施期間を5月〜9月までとしております。
なお、当社企業グループ各社(海外子会社等を除く 48社)では、7月から9月までの間、オフィスビルにおける使用電力30%削減(平成22年度同月実績比)を目標として、室内温度28℃の徹底や日中の執務室等の原則全消灯、エレベーターの間引き運転などを実施し、使用電力の大幅な抑制に取り組みます。
3.企業グループ社員を対象とした環境講演会の実施
当社企業グループ全体で実施している「節電・省エネ」への取り組みを踏まえ、東北大学大学院の石田秀輝教授を講師にお迎えし、企業グループ社員を対象とした環境講演会を実施いたします。講演会では、地球に大きな負荷をかけず、節電等の制約がある中でも快適に、心豊かに生きるための方法についてお話しいただきます。
・開催日時:平成23年7月6日(水) 15時から
・演 題:「先取りしたい、2030年のくらし」
・開催場所:東北電力本店ビル
・講 師:石田 秀輝氏(東北大学大学院 環境科学研究科教授)
4.「ecoオフィス」活動の継続展開と良好事例の推奨
当社では、オフィスの省エネ・省資源活動など、社員一人ひとりが環境問題に対する意識を高め、率先してCO2削減をはじめとした環境負荷低減の取り組みを進める「ecoオフィス※2」活動を各事業所で展開しております。環境月間の取り組みの一環として、活動の成果を社内公募し、他事業所の参考となる活動に取り組んだ事業所は「ecoオフィスプラス」として認定し、その活動事例について広く推奨してまいります。
5.当社ホームページへの「電気の環境ワン!ダフル」の掲載開始
電気と環境の深いつながりや、当社の環境への取り組みなどについて紹介するデジタルコンテンツ「電気の環境ワン!ダフル」を6月1日よりホームページ上で掲載します。好奇心旺盛な2匹の犬のキャラクター(ケンくん、ナナちゃん)が、電気・環境に関する様々な疑問を解決しながら冒険を進めるストーリーとなっており、子どもたちなどが親しみやすいアニメーション形式の内容となっております。

以上
※1 「緑のカーテン」とは、アサガオ、ヘチマ、ゴーヤ等のツル性植物を建築物の窓の外に這わせるように生育させることにより、建築物の夏場の温度上昇抑制を図る省エネルギー手法です。
※2 「ecoオフィス」は、他事業所の参考・模範となる環境活動を評価し、紹介することにより、全社における環境活動の更なる活性化を図っていくことを目的として、平成19年度より実施しているものです。
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